カムギアの点検

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CUNEO から譲り受けたマルーンのタイミングベルトを交換する作業をしていたメカニックからギアのミミが1つだけかけていますとの連絡があった。ここは必ず確認しているところ。
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これはエンジンルームを助手席側から見たところ。カムベルトがかかっている上のギヤの内側にベルトがはずれないようにみみがついているのがわかりますか。
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上の写真はみみがとれてしまったもの。本来右下のギヤ外側にも同じようなみみがつき、ベルトが高速回転しても外れない仕組みになっている。
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これが正規のもの。上のギヤの内側と右のギアの外側にみみがつているのがわかりますか?
テンションがかかっているのでめったなことでは外れないがこれがないのとあるのとでは素人でもそのリスクの違いは理解できる。
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上のものが正常のもので下は欠落しているもの。みみに負荷がかかり割れてしまったのだろう。以前にも同じようなギヤをみつけ、交換したことがある。というわけで今回も新しいものを取り寄せ交換します。ベルトが外れた場合、バルブがヘッドを損傷させることもあり、そのコストは300万円以上かかる。
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この部分は通常はカバーがついており目視で確認するのは難しい。オーナーの方は工場に点検にだす際にはここの確認もお忘れなく。

  by cavallino-cars | 2016-09-06 17:19 | Comments(0)

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