ショックとブッシュ交換

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76年のファイバーグラスの納車に際してオーナーに足がバタバタする感じがあるのでショックとブッシュを交換してはと提案したところ、快諾していただいた。経験上、交換後はカートをドライブしているようになるのがわかっている。
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前後のアッパーアームとロアアームのブッシュ、4本のショックとそのブッシュそれに前後のスタビのブッシュも含めて新しくした。さすがにスプリングは大丈夫そうなので今回はそのまま再使用することに。
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交換前は油圧のショックがもう機能していないようで路面の段差でゴトゴトという音がコックピットにも侵入し、クラシックカーならではのやれた感じがしていた。
交換後、アライメントをとりなおし、試乗してみると、別の車のように高速でも足回りがしなやかになったのがわかる。
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コーナリング中の挙動もよりレーシングカーのようにかっちりし、アクセルの微妙なコントロールで車をコントロールすることもよりイージーになった。猛暑の中の納車になってしまうが、交換前に試乗された新たなオーナーにそのドライブフィールの違いをお聞きするのが今から楽しみでならない。それほど劇的によくなっている。
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100万円ほどの出費を高いと考えるかどうかは個人差があるだろうが、一度交換後の新車のような足回りを経験してしまうと誰もが交換したくなることは間違いないほどその差は歴然だ。
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それにしても308の素晴らしさには乗るたびに魅了される。
自分だけの1台としてどの車を選ぶがと聞かれたら間違いなく私はFerrari 308 をチョイスするだろう。

  by cavallino-cars | 2016-08-13 14:09 | Comments(0)

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