今年の5月にイタリアから譲り受けた2台の1オーナーのV8Ferrari が先週末、東京港に到着。
本日無事、通関がきれた。

1台はトリノから南に1時間ほどのCuneo からのDino208gt4。

そしてもう1台はファエンツアからの89yのGTBturboだ 。

午前9時半に埠頭に着くと、すでに2台はコンテナからだされていた。

まずはDino208gt4のバッテリーのキルスイッチをオンにしてエンジンをかける。8秒ほどセルをまわし続ける。バッバッという初爆の音が1秒ほどし、その後、エンジンが勢いよく始動した。2,3度レーシングすると軽く、そして勢いよく、2リッターV8エンジンは回転し始める。イタリアで試乗した時と同じあの軽い吹けあがり。

ベルト類の交換を長期間していないこの固体は今回は積載車で工場に向かうことに。

次にもう1台のGTBターボを始動する。スペアタイア前方にあるバッテリーのコネクターを接続し、キーを回すとあっけないほど簡単に乾いたエキゾーストノートを港に響かせる。
いつ聞いてもF40に似たエキゾーストノートには胸が高鳴る。
昨年12月にミラノのディーラーにてタイミングベルト交換をすませているこの車は自走で工場に入庫することにした。
お台場から高速に入り、アクセルを踏み込む。エンジンは今まで輸入したGTBターボの中でももっとも軽く吹けあがる気がする。

何度味わってもこのGTBターボの加速感は強烈で、ついついアクセルを床いっぱいまで踏んでしまう。それにあのF40のようなサウンドが加わるのだからたまらない。

1年点検をするため横浜の二コルコンペティツォーネに無事到着。

この光景だけみるとマラネロのクラシケのようです。現在弊社の車は3台入庫中。いずれもクラシックばかりです。458や488もいいですが、やはりモダンフェラーリとは一線を画す美しさがあります。
すでにブラウンのDino208gt4 は仮契約済み。N様、整備を終えて、リアのイタリアのナンバーの穴埋めが終わり次第、ご連絡しますので楽しみにお待ち下さい。
秋にはこの2台が日本の道を走ることになる。