
クネオをでて、次に向かったのはミラノのチェントロ。紺の208gt4をみるためだ。
市内はお昼前という時間帯のせいか、ほとんど渋滞なく到着。

以前、南イタリアにあった個人所有の車で1日違いでここミラノの車屋に売られてしまった。

写真でもセンターキャップのDino のマークが欠落していたり、ウインカーライトがオリジナルでなかったり、あまり期待はしていなかったが、予想どうりというか、クネオのgt4を見た後だけによけいにノンオリジナルでないところが目につく。塗装はいたるところ補修してあり、写真ではわかり辛いが、特に右半分は明らかに色が異なる。個人的には好きなカラーなだけに実に残念。

スピードメーターの回りのシルバーのメッキリングは下でナットで止めてある社外品を使用するというお粗末さも気になります。

唯一この車がクネオよりまさっていたのはこのホーンボタン。これが当時のオリジナルです。エンジンは一応手が入ってはいるようで安定してアイドルしてはいたが、買う気もないのに乗るのは時間ももったいないし、万一事故にでも巻き込まれたらというリスクを犯したくないので試乗はしないのが私の主義。駆動系も一応出来る範囲でチェック。左右のヒーターファンは回らない。

フロントの左のウインカーはもう少し外にでていなければならないが、ラバーバンパーの中にめりこんでいる。

右は正常。わざわざこの車を見にイタリアの最南端にあたるシシリアまで飛行機で行かずによかった。

リアのトランクフードにつくナンバー灯のカバーもグラグラしている。そうとう安く買わなければ、弊社で売れるような車にするにはとんでもない金額の修理代金がかかるので日本には持ち帰る気にはなれない。それよりもやはり自分でよいと思えないものは売りたくないといったところですかね。
次の目的地はパドバ。