420PSのポルシェと254PSのフェラーリ

ポルシェのダウンサイジングターボは420馬力。爆発的な加速を期待して首都高に。その加速はスムーズそのもの。ターボラグもほとんど感じないノーマルアスピレーションのエンジンのようで、まるで高性能セダンを乗っているようだ。コーナー手前でフルブレーキングしても穏やかなダウンシフトをし、F1のようなダウンシフトをするフェラーリとは明らかに異なる。コーナリングは数種類のデバイスを装備しているため、多少のオーバースピードで進入しても素晴らしく安定している。速いが、胸踊るような感激はない。排ガス規制や燃費の向上を求められて作られた現代のターボ車と、F1の技術をフィードバックさせ、速さのみを追求して作られた80年代のターボとはその基本コンセプトが異なる。

現代のターボとはまったく異なる魅力がGTBターボにはある。乾いたF40のようなエキゾーストノートもいい。

by cavallino-cars | 2016-04-14 10:45 | Comments(2)

その創刊された雑誌は10冊程発刊された後に休刊になってしまいましたが…。