GTSの16インチホィール

今まで輸入したGTSは3台。
GTSの16インチホィール_a0129711_12102553.jpg
一台は英国から、
GTSの16インチホィール_a0129711_1211499.jpg
そして1台はイタリアのFaenzaから、
GTSの16インチホィール_a0129711_12133649.jpg
そして最後の1台がこのベネチアからの1台だ。
そのすべてが16インチのホィールを装着している。英国とベネチアからの赤のGTSは1980年モデル。黄色のGTSは1979年モデルだ。
GTSの16インチホィール_a0129711_1214124.jpg
オリジナルの装着タイヤはあのピレリP7。ランボルギーニカウンタックやポルシェターボなどスーパースポーツに採用されていたタイヤでフェラーリに装着されたのはこのGTSが初めてのように思える。
GTSの16インチホィール_a0129711_12144278.jpg
ベネチアからのGTSのフロントウインドウには当時のメーカーの推奨のタイヤとその指定空気圧が表示されたステッカーが貼られており、間違いなくフェラーリ本社を出荷する時に16インチが装着されていたのがわかる。
キースブルーメル氏の記載によると80年の308のインジェクションモデルから16インチホィールはオプションとして採用されたとあるのでおそらくGTSに関しては308GT のインジェクションモデルと生産ラインが重なり、マラネロで装着したことが考えられる。
当然ミシュランXWXのつく14インチのホィールと比べればコーナーリング中のグリップは増しており、前者のような穏やかに4輪がすべるような感覚とは異なり、よりレーシーな感じがする。
GTSの16インチホィール_a0129711_1217228.jpg
さすがにルーフをつけたままだとカタカタいうきしみ音が気になるが、ひとたび取り外し、オープントップにすればあの陶酔するような独特なサウンドが直接コックピットに飛び込んでくる。
気分爽快この上ない。フルスロットルで高速をとばしていると70年代にワープするようで、気分はビルヌーブだ。

  by cavallino-cars | 2016-04-07 12:19 | Comments(0)

<< 420PSのポルシェと254P... ミニF40?? >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE