
3年ぶりに九州から戻って再び弊社が販売する308GTBQVが点検整備のため工場に入庫中。
リヤタイヤ後ろについた小さな傷の補修とスカートの補修は板金工場ですでに終えている。

リヤのブレーキの引きずりが確認されたため、ブレーキキャリパーを左右オーバーホール。写真はキャリパーをとりはずしたところ。

シフトレバーからつながるチェンジシャフトシールからもオイルが漏れているため、オイルパンとミッションケースの蓋を取り外し、シャフトを抜いて、2つのシールを交換する。

真ん中のシャフトがシフトからつながるチェンジシャフトで右のミッションケースにつながる。


この左右の丸いシールを交換する。
その他カムエンドシールからもオイルが漏れていたためこちらも交換。オイルクーラーホースからもオイル漏れがあり、ここも交換する。

セルモーターはマレリのオリジナルが装着されているが、一度もオーバーホールした形跡がなくご覧のような状態。朝一番の始動時に何度かセルがとびださないことがあったため、こちらも取り外し、オーバーホールすることにした。

これはフロントスポイラー下のアンダーカウル。傷などもないきれいな状態だ。中央のパネルが外れている部分はラジエターからエンジンルームへいく水のホースの劣化の確認のために取り外したもの。こちらは問題なかったが、ウォーターリザーブタンクのホースは劣化してカチカチになっていたため新しいものに交換する。もちろん今回の整備で油脂類の交換もすべて行う。

3年前の納車前整備ではボディの錆びの補修はすませており、その他タイミングベルトを含むベルト類の交換、油脂類の交換、ラジエターオーバーホールや右のウインドウレギュレーターの交換などを実施している。
ホースやガスケットなどのパーツの手配に時間がかかり作業が遅れたが来週末までには整備が終了し、最終の磨きの作業に移る予定。美しく仕上がったビアンコのGTBを見るのが今から待ち遠しい。