桜の季節にGTSが帰ってくる!!

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これから東京は桜が美しい季節に入る。
以前アルファロメオスパイダーで桜並木を走ったことがあるが、その気持ちよさは格別で今でも鮮明に記憶に残っている。
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先週、弊社が2013年にベネツィアから譲り受けた308GTSが戻ってきた。日本でのオーナーが今年からレースを始めるので手放すことになったのだ。
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これほどオリジナル度の高いGTSはイタリアでも見つけるのは難しく、3年前に現地イタリアでレストランを営むオーナーから譲り受けた際、この個体を購入するにはかなりの時間をかけて捜してやっと手に入れたとの話を聞いた。
弊社で輸入したGTSは英国から1台、イタリアから2台の合計3台のみ。それほどコンディションの良いものと出会うことは少ないのです。
その外見の美しさに劣らず、エンジンやサスペンションのコンディションも素晴らしく、コーナーではアクセルワークでノーズの向きを簡単にコントロールできる。
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イタリアでこのGTSを試乗したのは6月の25日、ベニスは快晴で汗ばむほどだったが、トップを外し、ダイレクトにあのフェラーリミュージックが飛び込んでくるドライブフィールは今でも強烈に脳裏にやきついている。
首都高をテストドライブのため走る。4速で回るような高速コーナーはアクセルを軽く戻して、ステアリングをきるとノーズはスッと向きをかえ、横Gに耐えながら、クリップをこえたところでアクセルを床まで踏み込む。
このドライブフィールはまさにフェラーリそのもので、70年代のクラシックフェラーリでこれほどコントローラブルで楽しい車は私は知らない。今は亡き、ジルヴィルヌーブが愛車としてガレージにいれていたことは誰もが知っている。彼がBBでなく308を選んだのは間違いなくその操縦性のスポーティさゆえ。
2台を乗り比べたことのある方なら納得できるはずだ。それほど308のコントロール性のよさは素晴らしい。
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次のオーナーが決まるまでの短い逢瀬だが、是非オープントップで3年ぶりの再会を楽しみたい。

  by cavallino-cars | 2016-03-29 13:22 | Comments(0)

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