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先週末の金曜日、英国から2011年に譲り受けたDino308gt4 が日本での一人目のオーナーをへて、新たなオーナーのガレージへと移り済むことが決まった。
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このgt4は英国のクラシックフェラーリのメンテナンスで有名なDKengineeringでカムベルト交換などのビッグサービスを受けた後に東京港に陸揚げされた。
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今まで輸入したgt4の中でももっともエンジンのレスポンスの優れた1台だ。
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生産されて40年近くも経過したF106 と呼ばれるV8エンジンユニットもその扱われ方によりコンプレッションも当然異なる。
その中でもこのChassis #15366 のエンジンほどトルクフルなものは英国はもちろん、本国イタリアでもめったに巡り会うことはない。
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走行距離も新車時からの請求書や過去のオーナーからいただいた確認書類から間違いないことが確認できる。オーナーズマニュアルや日本での整備記録はもちろん、英国での過去の整備記録までも揃うのは所有する者にとっては嬉しい限りだろう。
通常、37年も前の車のイメージはフェラーリといえども、遅く、足回りはガタガタで、エンジンもそれなりにやれた印象を持つ人がほとんどだ。
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しかしながら一度でもこのgt4に乗ればそのイメージは一気に吹き飛ぶ。
これぞスポーツカーという加速や音、そしてコーナリングスピードやハンドリングの素晴らしさはこの車の真骨頂で、まさにF1でワールドチャンピオンをとったフェラーリが作ったスポーツカーと呼ぶにふさわしい。コックピットに座り、ステアリングを握れば気分はレガツォーニやニキラウダの活躍した70年代にワープする。
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7年前に初めて英国で乗った時の感動は今でも色褪せないばかりか、その素晴らしさに乗るたびに、ますます魅せられている。モダンフェラーリとは比べようもない美しいデティールやその甘美な世界は実際に所有しなければ、わからない。
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当時のデザインに対するこだわりは素晴らしく、スイッチ類やハンドルのグリップ感、ダッシュボードの質感など、細部にいたる。
今のフェラーリと比べるとその美しさは比べようもない。
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メッキモールとの美しいコントラスト、ベルトーネならではのシャープなボディライン、
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何時間見ても、何度見ても、あきることのないデザインはイタリアの古代ローマの遺跡の美しさにも通じるものがある。プラスティックを多用したモダンカーと比べるとあらゆる所に革を用いた当時の車の手作りのよさが、ドライバーが触れるものすべてから伝わってくるのだ。
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70年代のフェラーリと現代のフェラーリの差はモダンアートとミケランジェロの作品ほどことなる。当時のデザイナーの美しさへの探究心やそれを具現化するカロッツェリアの職人のこだわりがgt4にはつまっている。本物だけのもつ美しさは時間をこえ、時代をこえてみるものに感動を与える。
そんな素晴らしさがこの車にはある。

  by cavallino-cars | 2016-02-22 21:10 | Comments(0)

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