308のもうひとつの魅力

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gt4がデビューした75年、そしてGTBが発表された76年はフェラーリF1にとっては黄金時代の始まりだった。
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75年シーズンのドライバーはニキラウダとクレーレガツォーニ。総合ポイントでコンストラクターチャンピオンを獲得。76年も1位。そして77年にのレガツォーニが去り、ロイテマンとラウダにより3年連続1位となった。
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78年シーズンはラウダがさったものの総合2位。
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79年にはジョディシェクターとビルヌーブで再び1位に返り咲く。まさにフェラーリ最強の時代だった。
その時代のフェラーリのプロダクションモデルがgt4とGTBの2台だ。12気筒モデルのBBも同時に作られてはいたが、ビルヌーブが愛車にしていたのは308GTS。彼はBBよりもスポーツカーとして優れている308を選んだ。今でもこの2台を運転しているとあの時代にワープするような気がする。
F1での当時の快進撃は312Tから始まる。312T シリーズは通算27勝をあげ、4度のコンストラクタータイトルとラウダとシェクターにより3度のドライバータイトルをもたらした。
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レガツォーニやビルヌーブもgt4やGTBに乗ってフィオラノに312Tのテストに行っていたに違いない。
レガツォーニはgt4の開発のため、何度もフィオラノでテストをしていた。
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ラウダも308を6ケ月間テストしていたことは事実で、その開発におおいに関わった。
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そんな時代の車がガレージにある悦びは格別だ。
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308のステアリングを握ると彼らの息吹が感じられる。
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5速全開からフルブレーキングして4速、3速とシフトダウンし、フロント荷重のままコーナーを抜ける。クリップでアクセルコントロールでノーズを脱出先のストレートに向け、一気に加速する。
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一歩間違えばクラッシュするような限界まで攻めるようなことは公道ではしないが、
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軽くカウンターをあてれば簡単にテールスライドをおさえられる操縦性の良さはレーシングカーに通ずるものがある。
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新車で納車された当時のオーナーはラウダやビルヌーブの勝利に歓喜し、308のドライブフィールにフェラーリの素晴らしさを感じたに違いない。当時のF1は今のF1に比べ速さでは劣るがその美しさでは比べられないほど優っている。
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それと同様、308はモダンカーにはない美しさに溢れている。
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しかも美しいだけではない。ひとたびステアリングを握れば、レーシングカーのようなハンドリングやコントロール性のよさには驚くばかりだ。今のモダンフェラーリとは異なる、車をコントロールするというスポーツカー本来の楽しさがある。
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この40年前にラインオフされたV8Ferrari は当時のF1のスピリットを感じる。

  by cavallino-cars | 2015-12-11 12:50 | Comments(5)

Commented by Spitfire at 2015-12-11 13:29 x
全く同感です。最近のFerrariは市販車もF-1もカッコ悪いですよね。まぁFerrariに限ったことではありませんが。
私は御社が価値を認めないUS仕様の308QV GTSに乗っていますが、充分以上に楽しめます。仕事への行き帰りで隣に停まっている308を見ると、本当に素晴らしいデザインだと思います。
雑誌で見ていただけの時は、直線的なデザインと思っていましたが購入を考えて何台か見に行く都度に、これほど曲線を使っていたのかと思えるほど艶やかな曲線で構成されていることを見つけ、益々手に入れたいと思うようになりました。
これからはこのような車は現れないでしょうね。
これからも記事を楽しみにしております。
Commented by cavallino-cars at 2015-12-11 14:00
いやいやUS仕様にカ価値を認めないとは極端です。私の最初の308は2台ともディーラー車でした。今から28年も前のことです。1台はgt4で2台目は308GTSのQVです。当時はその美しさに圧倒されるほどで、もっぱら磨いていた記憶があります。初めてガレージに自分の運転でいれた時の興奮は今でも忘れません。箱根や那須にでかけたり、首都高などを意味もなく走っていました。欧州仕様に比べ、エンジンのレスポンスは劣っていても308の美しさは別格でした。当時はヨーロッパ仕様との違いもわからずに楽しんでいました。美しいものがある生活はそれだけで人生を豊かにします。当時のことを昨日のことのように思い出します。コメントありがとうございました。
Commented by 赤いシートカバー at 2015-12-11 23:11 x
308シリーズは写真で2次元で見るより、本物を目の前にしたときの印象が圧倒的に勝ります。308が交差点に進入するのを見るだけでその場の空気が変わるのを感じますし、その雰囲気は最新のフェラーリとはまったく異なる『なにかいいものをみせてもらった感』が漂っています。
私の思い違いではないですよね?笑
Commented by 飯島葉介 at 2015-12-16 06:50 x
ハスミ様、ご無沙汰しております。飯島でございます。時々大変素敵なブログを拝見しております。昔、祖父の倉庫でハスミさんがいろいろメンテをされていた事を懐かしく思います。レッドのGTS、ブルーメタリックのテスタロッサ、ブラックのLP5000Sなども懐かしいです。あのカウンタックはリアウィングが最初無かったですね。ウイングのないカウンタックも素敵でした。ディノもありましたね。とにかく今考えてもハスミさんのクルマ選びのセンスの良さは当時20代の私から見ても素敵でした。用事があって行けませんでしたが、体育の日にLP5000Sに乗りませんか?と誘われたのを今でもよく覚えています。

素敵なクルマが祖父の倉庫にホント沢山置いてあって、青春時代楽しませて頂きました。

父も78歳になりましたが、相変わらず社長で頑張っております。
ご商売の方これからも頑張ってご発展させてください。

ブログ楽しみに時々拝見しております。

飯島
Commented by cavallino-cars at 2015-12-17 11:54
飯島様
当時はすっかりお父様にご好意に甘えてしまい、大変お世話になりました。あらためてお礼申し上げます。あの頃の車たちが今の私の車の見方の基本を作ったように思います。当時のことを懐かしく想い出しました。皆様お元気で何よりです。LP500 は今はありませんが、308でしたらいつでもお乗せいたしますので是非ご連絡下さい。月日のたつのはあっという間ですね。あれから20年以上になります。お父様には本当に感謝しております。ありがとうございました。いつでも歓迎いたしますので、ご来店お待ちしております。
蓮実

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