Ferrari は美しく、速くなければならない。

いつ見てもその美しさに時間がたつのを忘れてしまうほど見入ってしまう。
イタリアから東京港に到着したのが7月14日。
そのままボディショップに運び、エクステリアの補修を行う。










その後、納車前の点検整備のためワークショップに入庫。



タイヤも新しいものに交換する。


その後テスト走行をして、問題なければバルブ交換を含めた徹底したボディクリーニングを行い、初めて商品としてショールームに展示されるのです。
このGTBの購入を決めてから実に5ヶ月が経過。ショールームで初めてこのGTBを見た方はその美しさに魅せられても、ここまで整備していることは想像していないでしょう。


ステアリングを握るたびにラウダやレガツォーニの活躍した70年代のイタリアを感じる。
きちんとした整備を行った車だからこそ本来の素晴らしさがわかるのです。サイドが劣化したタイヤやブレーキが片効きしてフルブレーキングをしたら右に1車線もずれるような車は危険で、とばすことは出来ない。
キャブのセッティングが悪く、軽くエンジンが回らない車ではこの楽しさは決して味わえない。事実1本でもプラグがミスファイアしている308ほどストレスフルなものはない。
コンディションのいいキャブレターの308は独特な乾いたサウンドと力強い加速、ステアリングからは路面状況とタイヤの接地感が文字どうり手にとりように伝わってくる。
一人でも多くの方にこの悦びを感じて欲しい。
by cavallino-cars | 2015-09-26 08:18 | Comments(0)