Ferrari は美しく、速くなければならない。

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今年の3月末にイタリアで譲り受けた1977年の308GTB が昨日ショールームにやっと入庫した。
いつ見てもその美しさに時間がたつのを忘れてしまうほど見入ってしまう。
イタリアから東京港に到着したのが7月14日。
そのままボディショップに運び、エクステリアの補修を行う。
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リヤのナンバーの穴埋めはもちろん、
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マフラーの左右下側のボディパネルの赤く塗られていたところを
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オリジナルの黒に塗り、
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左右のフロントの傷の補修や
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前後バンパーをつや消しの黒に塗りなおす。
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フロントバンパーの上の部分の細かい傷も補修する。
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左上が割れているエンジンフードオープナーも、
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新しいものに交換。これで外装はぐっとひきしまります。
その後、納車前の点検整備のためワークショップに入庫。
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今回は定期点検整備項目に加え、クラッチ交換、
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タイミングベルト交換、オルタネーターベルト交換、エアコンベルト交換、クーラントリークテスト、ウォーターポンプよりリークのため、ポンプ交換、
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クーラントホース交換、クーラント交換、エアコン真空引き、エアコンガスチャージ、各オイル交換。フロントブレーキ引きずりのため、左右フロントキャリパーオーバーホール。ブレーキパッド交換。バッテリー交換。ウインドウォッシャーモーター不良のためモーター交換。キャブレターミクスチャー調整、プラグ交換を行った。
タイヤも新しいものに交換する。
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フロントボンネット裏のラジエターの熱い空気が左右のダクトにきれいに抜けるためのスポンジも新しく貼りなおします。
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その後テスト走行をして、問題なければバルブ交換を含めた徹底したボディクリーニングを行い、初めて商品としてショールームに展示されるのです。
このGTBの購入を決めてから実に5ヶ月が経過。ショールームで初めてこのGTBを見た方はその美しさに魅せられても、ここまで整備していることは想像していないでしょう。
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クラシックフェラーリは現地で試乗していいと思ったものだけを購入している。しかしそれでもこれだけの作業を要します。素晴らしいコンディションの308はひとたびアクセルを全開にすれば、思わず叫びたくなるような衝動にかられるほどの感動がある。
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乾いたエキゾーストノートを響かせ、コーナーをスライドさせながらクリアしていく時のあのぞくぞくするような快感はキャブレターの308ならではで、そのドライブフィールはまさにスポーツカーと呼ぶにふさわしい。
ステアリングを握るたびにラウダやレガツォーニの活躍した70年代のイタリアを感じる。
きちんとした整備を行った車だからこそ本来の素晴らしさがわかるのです。サイドが劣化したタイヤやブレーキが片効きしてフルブレーキングをしたら右に1車線もずれるような車は危険で、とばすことは出来ない。
キャブのセッティングが悪く、軽くエンジンが回らない車ではこの楽しさは決して味わえない。事実1本でもプラグがミスファイアしている308ほどストレスフルなものはない。
コンディションのいいキャブレターの308は独特な乾いたサウンドと力強い加速、ステアリングからは路面状況とタイヤの接地感が文字どうり手にとりように伝わってくる。
一人でも多くの方にこの悦びを感じて欲しい。

  by cavallino-cars | 2015-09-26 08:18 | Comments(0)

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