Dino 308gt4 trouble shooting

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2010年10月にドイツのスイス国境に近いエルフルトから譲り受けた308gt4は日本に来てから早いものでもう5年近くになる。
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今週、フロントのボンネットがレバーで開かなくなったとのことで入庫。ワイヤーが切れていたため、新しいものに交換して、修理は完了。
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念のため試運転したところフードは問題ないが、エンジンを4000回転ほど回してクラッチをきっても3000回転まではすぐに下がるのだが、3000回転で数秒エンジンは回転し続け、その後、ゆっくり下がっていく。
リンケージの引っかかりかもしれないので確認してみるとアクセルワイヤーは問題ない。原因はキャブ下のガスケットだった。バタフライを閉じると、普通は空気が入らないのでキャブに残ったガソリンは燃えないが、ガスケットからエアを吸ってしまうため、キャブ内に残ったガスがなくなるまで燃えてしまうため、数秒3000回転のまま回転が落ちないのだった。
このまま乗り続けるとアイドリングでも3000回転に回転があがる可能性もある。
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国内にWeber のガスケットがないため数日は写真のようにキャブレターははずしたまま。
時間はかかるが、原因がわかったので一安心。
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このgt4は1975年の初期型。生産されて40年が経過している。新しいものに交換すれば今後40年は同じトラブルにあうことはないだろう。

  by cavallino-cars | 2015-09-18 19:12 | Comments(0)

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