Bresia の208gt4

購入してから20年ほどになるがほとんど乗っていないのとのこと。










コンディションのよいgt4はどこにあるのだろうか。今回はすべてNGのものばかり。大切にされてきた車は壊れたまま放置されていることはほとんどない。どんなに美しくてもオリジナルでないものはクラシックとしての価値が極端に下がると考える。









イタリアでも今や308gt4は10万ユーロ、308GTBのファイバーモデルは20万ユーロもする。しかし以前のようにすぐに売れることはなく、半年ほどその動きはほとんどない。たとえ高価でも本当に良いものであれば、購入する気にもなりますが、これっという1台にめぐり合わない限り、やはり欲しいという気にはなれないのです。状態のよいクラシックフェラーリはオリジナルだけのもつオーラというか、独特な輝きを放つ。
208gt4も308gt4も10年前は廉価だったために荒れているものも多い。しかしオリジナルコンディションで大切にされてきた美しい車も数は少ないが必ずある。いつか良いものと出会えることもあるでしょう。
その日まで私のヨーロッパ詣では続きます。
by cavallino-cars | 2015-09-14 17:19 | Comments(5)

レストアの趣向についてですが、手を入れるついでに後期モデルの
パーツにグレードアップ、とか、元より良い素材の使用や、オリジナルには望めない丁寧な細工をする、というのは近年まで良しとされていたと思いますが、いつ位から情勢が変わったのでしょうか?
ディーノの現存車でオリジナル性が低いというのは、昔のセンスでレストアされているからだと思います。
こういう変化は旧いオートバイの世界の価値観でも存在し、私の好みの考え方です。これが主流になるとは言いませんが、昔よりも広がってきた考え方だと感じています。


オリジナルに忠実なレストアと、自由な概念のレストアと
三様に分かれるわけですね。
未再生原型が希少で、掛けがえがないというのは納得です。
246の未再生は無いけれど、308なら弄られていないのがある、
ということですね。じつに魅力的です。

蓮実さんがおっしゃるオリジナルを保った個体はそれなりの扱いを受けてきた…というお話の意味がわかる気がします。