ミラノから一路、コモ経由でスイスに向かう。下の看板のSVIZZERAとはイタリア語でスイスのこと。

イタリアからスイスに車で入国するにはEU内での移動のせいか実に簡単。

国境には写真のようなDOGANAという税関があり、警備の人がいるのみ。

任意で停められ、検査をされる車もあるようだが、私はすんなり、イタリアからスイスに入国できた。パスポートも何も見せないで入国できたのには少々驚いた。
目的のパーツショップは個人経営のお店で外からは倉庫にしか見えません。
中に入るとgt4やGTBのオーナーにとっては貴重なパーツがいくつもある。
そのいくつかをご紹介します。

こちらはDino308gt4の新品のリアのテールレンズ。

フェラーリオリジナルの308用バックミラー、

308のガソリンキャップ、

それにカレロ製のワイパーセットなど、いずれも新品なのが凄い。

以前、ローマのパーツショップで1セットだけ見つけたgt4用のオリジナルのホィールセンターキャップも新品があったのには驚いた。ファイバーの308GTB用のテールライトも新品が1セットのみありました。高価なものもあったが、ある時に購入しないといずれも手に入らないものばかり。もちろんすべて譲っていただいた。

他のショップで見つけたオリジナルの308GTB用のホィールキャップや

gt4用のトランクオープナーや、

当時のオリジナルのホーンボタン、

電動ファンや

ヒューズボードなども出来るだけ万一の場合のために出張のたびに集めている。
スイスのオーナーにランチをご馳走になり、再びイタリアに入国する際、税関に停められた。リヤシートにフェラーリのパーツが積んであったのをみられたからかもしれない。別室にスーツケースを持ち込み、荷物検査をされた。バッグは開けられ、財布の中身も検閲されたのには閉口したが、以前日本人が多額の現金をもっていたことがあったそうでそのせいかもしれない。1時間ほど無駄な時間をとられたため、ブレシアに208gt4のオーナーを訪ねたのは午後の3時になってしまった。