
先週の火曜日に先日、ブログでご紹介したグリーンの308gt4を見にミラノまで見に行ってきた。

ミラノのリナーテ空港から車でおおよそ1時間。Vergiateという小さな街の車のショールームに目的のgt4はあった。塗装は10年ほど前に塗りなおしてあり、状態はまぁまぁとうところ。写真ではきれいに見えたのに残念。

リヤのトランクのカーペットや内装、ステアリング、フロントスペアタイヤセクションなどはすべてオリジナル。まず気になったのはファンスイッチとフォグライトのスイッチが壊れた状態で、

写真のように下を向いたままの状態。トランクフードはパテがかなりついているせいか、ストッパーだけでは開いたままの状態を維持できない。エンジンフードはオープナーのステーが壊れており、こちらも手で押さえていないと閉まってしまう。

エンジンはホース類なども交換され、メンテナンスされていることがわかる。エアコンガスも補充済みとのことで実際にエンジンをかけてみたが、非常によく効く。日本に持ってきた場合の価格は1800万円。

すべてオリジナルで魅力的ではあるが、今まで販売してきたようなコンディションにするにはかなりの費用がかかる。

価格が安ければ購入も考えたが、売り物がないせいか、オーナーはいっさい値引きには応じないという強気な姿勢。在庫としてかかえるには少しリスクがあるため残念ながら見合わせることにした。
それにしても既に日本にある白の208gt4や今船に載って日本に向かっている赤のgt4は実に素晴らしいコンディションなのだ。
どうしてもその2台や今まで輸入してきたものと比べてしまう。

100台以上のgt4をみてきたおかげでオリジナルかどうかはひと目でわかるようになった。私が輸入した車を見れば、日本の皆さんはイタリアに行けば簡単にコンディションの良いものが見つかると思うかもしれませんが、本当にコンディションのよいものに出会う確率は非常に少ないのです。
価格が高騰した今はさらに良いものがマーケットにでることは本当に少ないのです。そうそうに切り上げ、次の目的地のスイスのパーツショップに向かう。