モデナから譲り受けた1オーナーの208gt4の板金作業が先週終了し、これから駆動系の整備に入る。
黒く塗られたいたフロントグリル下の部分は
オリジナルのボディと同色に塗りなおし、黒く塗られていたグリル、
フロントフードのアルミのバーと
エンジンフードの熱抜きもルーバーもオリジナルのシルバーに戻した。
その他細かい傷の補修やイタリアのナンバーの穴埋めや塗装がはげていたマフラーカバーの補修などにかなりの時間がかかってしまった。
内装がここまでオリジナルできれいな状態の固体はイタリアでもないので、外装もマラネロから出荷された状態のようにしたかった。
すでにタイミングベルトやテンショナーベアリング、オルタネーターとエアコンのベルトの交換作業は終了し、これからウォーターホース類の交換作業にかかる。
ホィールも剥離して塗装するために工場に発送済みだ。
完成するのは7月末の予定。
マニュアルはもちろん、
オリジナルのスペアキーまで揃うこのようなコンディションのgt4は今イタリアはもちろん、ヨーロッパ中を探してもめったに出会うことはない。外装はどうにでもきれいに出来るが、オリジナルの内装で美しいものは非常に少ないのだ。
その意味でこの固体は非常に貴重な1台といえる。
整備が終わり、磨きあがったこのgt4はどれほどうつくしくなるのだろう。