
北イタリアのベニスの少し上にあるpordenone のディーラーのErmes 氏からDino 208gt4 のオファーがきたのが4日ほど前。

来週伺うので見せて欲しいと伝えた。

ノンオリジナルなのはフロントグリル中の電動ファンが大型のものに交換されている。(写真左側)

エンジンルームをみるとショックのスプリングの色は本来オレンジなのに対し、ブルー。こちらも社外品に交換されている。

他に気になる点はフロントヘッドライトモーターの上に本来つくダイヤルが欠落していたり、

フロアマットがオリジナルでない点、

リアトランクのカーぺットの汚れなどからみてメーターの1万キロという数字はあてにならないだろう。

まぁ乗ってみて判断しようと思っていたが、昨日売れてしまったとのメールがきた。
イタリアでもコンディションの良い gt4 はあっという間に売れてしまうようになった。
クラシックファンが増えたことは喜ばしいことなのだろうが、輸入業者にとっては苦難の時代です。

これはという車のみを輸入してきたが、本当に良い車と出会うことが少なくなってきた。

昨日も千葉ガレージからクリーニングの完成した208gt4をショールームまで運転した。

キャブ調整をすませたV8engine は高速道路にはいると俄然その本領を発揮する。
308ほどのトルクはないが、その分おもいっきりアクセルを踏めるのも208の魅力。

エアコンの効きも昨日くらいの天気では寒いほど。
当時のV8フェラーリには12気筒フェラーリでは味わえない車をコントロールする楽しさに溢れている。

コーナーを抜けるたびにおしよせてくる興奮はDino gt4 ならではのものだ。
今日もローマに住む従兄弟にお願いして、個人オーナーの所有する308GTB を見に行ってもらっている。
イタリアはまだ朝、今日の日本時間の午後10時ごろには連絡があるはず。

よい車であれば、内金を払い、リザーブして、すぐに航空券を手配し、イタリアへ向います。