italia の308事情

イタリアでの308のコンディションのよい車はあっという間に売れてしまう。
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これは76年のDino 308gt4。
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27日の午前中まではホールドしてくれるという約束でミラノまで行ったが、その日の午前中に売られてしまった。ごくまれだが、以前にもこのようなことは経験している。日本から飛行機に乗って12時間、時間も費用もかけていく私の身にも少しはなって欲しい気持ちはあるが、世界中どこに行ってもいろいろな人がいますので仕方ありません。

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こちらはファエンツアで見たGTS。
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ステアリングがオリジナルでなかったり、
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フロントトランクオープナーの枠が壊れていたり、気になるところがいくつかあったので購入しなかった。その翌日、オランダに13万ユーロで売れた。

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これはイタリアの知人のお父さんのGTB。
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昨日売るということになり、すぐに買いますと言ったが、すでに一人見たい人がいるというので1日待ってくれといわれた。

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予想はしていたが内金をおいて帰ったということ。よいものは驚くほどのスピードで売れてしまう。
本当に一期一会で、運がよければ手に入るかもしれないとう状況です。

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今回、マラネロの工場に入庫していたこのファイバーグラスのオーナーが売るかもしれないというので、譲っていただけるかどうかをメカニックに聞いてもらっている。返事は3月13日の金曜日。
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そうでもしないといいものを入手するのは困難になってきた。それほどクラシックは魅力的になってきたのだろう。

これはモデナで見たもう1台のファイバー。
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マフラーはノンオリジナルのツインエキゾースト。
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気になったのはヒーターレバーの枠が本来はシルバーのメッキのフレームが付くのに対し、黒のプラスティックのフレームのものに交換さていること。
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サンバイザーの裏のボタン近くには亀裂が入り、
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助手席側のミラーは欠落している。
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ドア内側に緊急時にパワーウインドウを手動で上げるレバーを差し込む穴があるが、本来写真のように隠しフタがつく。
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しかしながら助手席にはない。細かいことだが、自分で購入するとなるとどうしても気になる。
このファイバーのプライスは20万ユーロ。

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こちらは今回訪ねたPadova のレストア工場。
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シルバーのgt4は塗装を終えて、これからインテリアのレストアに入るところ。
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エンジンもオーバーホール中で完成は6月。
驚いたことに前回Pistoia でみたブルーの208gt4があった。内装や塗装に問題があり、買わなかった車だ。
ドイツ人が購入し、4万ユーロほどかけて、内外装のレストアを実施するという。間違いなく美しい車に蘇るだろう。しかし、いいものがマーケットに出てこないから、仕方なくこの固体をチョイスしたのは明白だ。

いいものと出会った時は迷わずに購入しないと手元には来なくなってしまう時代になった。
たとえそれが高額であっても同じ車はない。価値観の違いもあるが、あと何年元気に運転できるかと考えると、自然と結果がみえてくる。
一度きりの人生なのだから、楽しむべきだと思う。販売を仕事にする私にはこのバブルのような価格高騰の逆風の中、手ごろな値段で買えなくなった308を購入するのは非常に難しい判断です。だからこそ、細部までもこだわって購入すうかどうかを決めています。

下はパドバにある内装専用の張替えの工場。
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インテリアは専用の工房があってここでレストアを行う。
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当時のgt4の生地もすべて揃う。上の写真は新たに張り替えたもの。
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工房内は当時のフェラーリの工場のようだ。撮影は許されなかったが、パドバには素晴らしい塗装工場もある。古くても美しいものを大切にする文化が今でもイタリアでは脈々と引き継がれているのを感じる。

オリジナルを保つ70年代のFerrari の美しさは格別で高いレストア費用をはらっても維持するだけの価値は十分にある。

  by cavallino-cars | 2015-03-04 01:49 | Comments(2)

Commented by 赤いシートカバー at 2015-03-04 22:33 x
gt4のシートの生地がオリジナルで存在するというのはすごいですね。これは当時のものが保存されていたのですか?それとも、再生産されているのでしょうか?
Commented by cavallino-cars at 2015-03-06 12:01
おそらく当時のものでしょう。でもここなら作ってしまえるような雰囲気でした。

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