GTS がやってきた!

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イタリアから11月末に購入した黄色のGTSを載せた船が先週到着し、本日通関がきれた。
いつものように埠頭に向かうとすでにコンテナからだされていた。
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スペアタイヤをはずし、その下のバッテリーのターミナルを取り付け、エンジンを始動する。
1分ほどのクランキングの後、勢いよくV8ユニットは目を覚ます。
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4本出しのエキゾーストからのサウンドはノーマルよりもやや低い音色を奏でる。
初めて日本の道を走り、板金工場にリヤのナンバーの穴埋めのために向かいます。
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低速からのトルクの太さはイタリアで試乗した時のままで、一気にレブリミットまで吹け上がるエンジンは快調そのものだ。
それにしてもこのイエローの美しさは308のグラマラスなラインをひときわ際立たせる。
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たった3ヶ月の間に現地の価格は4万ユーロ近く高騰した。
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これっという車と出会った時は迷わず購入しないとますます手に入り辛い時代になった。
イタリア人のブローカーとも話したが308は今年の末には20万ユーロになるかもしれないとのこと。

昨日、日本の512TRのオーナーから車を売りたいとの相談を受けた。本人の希望をお聞きしたら125000ユーロ。海外での価格を調べてみたら13万から20万ユーロ。

当時新車を何台か輸入し、自分でもしばらく乗っていた時期があった。ブレーキや加速性能、エンジン音などはテスタロッサにくらべ格段によくなり、スポーツカーとしてやっと本来の姿になったが、今もう一度乗りたいという気持ちには残念ながらなれない。

アクセルを踏んだ時のどこまでも伸びていくエキゾーストノートには惹かれるが、車の重さや車幅の広さゆえの足のばたつきなどはもちろん、センターコンソール、アームレストなどのアメリカ車のような作りもしっくりこない。ドアの窓ガラスのフロントよりのコーナーにつく三角形のミラー内側の鉄製のカバーなど、工芸品のような308とは一線をきす、異なる空間となった。
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スポーツカーは美しくならないというエンツォの言葉は今も308には息ずいている。

  by cavallino-cars | 2015-02-24 17:03 | Comments(0)

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