本年もありがとうござました。

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今週ベルギーのフェラーリ正規ディーラーFrancorchamps Motors Brussels から走行7,180km の77y Ferrari 308GTB のファイバーグラスが売り出された。
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驚くべきはその価格で235000ユーロ、日本円に換算すると3478万円になる。今までの最高額です。
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ホイールはオリジナルの14インチから16インチのものに変えられ、マフラーはステンレス製のものに交換されている。本来バンパー内側のボディ部分は黒に塗装されているのだが、シルバーのまま。再塗装されていることがわかる。
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ステアリングはヒビ割れ、走行7180kmとはにわかに信じられない。
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アンテナのスイッチもノンオリジナルだ。
それでも3478万円という価格がつけられている。

2012年の1ユーロ100円の頃にくらべ、為替だけで1128万の上昇になるが、それ以上に現地価格は4倍近い値上がりで、もう異常としか思えないほどだ。
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数年前までは13万ユーロで取引されていた512BBも今や33万ユーロと3倍ほどの価格で売買されている。
クラシックカーに投機目的のマネーが流れ込んでいるのはもはや間違いない事実。

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私たちが経験したバブルの頃のフェラーリやランボルギーニは単純にその車が欲しい人が多いために価格が上昇したのに対し、今回のヨーロッパの価格の上昇は土地に投資するのと同じで利益目的のために購入する人が価格を押し上げている。
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もうひとつ当時の日本のバブル期は新車の価格が跳ね上がったのに対し、今回はクラシックカーのみ。
いつかは破綻するようにも思えるが、古いものにしかない良さがあるのもまぎれもない事実。
キャブの308ほど運転していて楽しいと思えるFerrari はない。
それにしてもかつて経験したバブルの頃さえも上回る価格の上昇ぶりには驚くばかり。
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25年前に経験したバブル期にはカウンタックが5000万円で売られ、F40 は1億円だったが、今はその時の価格と変わらない。
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唯一救われるのは308は今回のファイバーは特別だが、まだ他の12気筒やDinoに比べ、価格が安い?こと。

308に限らず、gt4も最早コンディションのよいものはあっという間に売れてしまう。
今回もミラノで個人オーナーの308ggt4が売りに出され、見に行く予定でいたが、クリスマスにもかかわらずすぐに現地で売れてしまったほど。片道14時間もかかる日本にいるハンディキャップは大きい。
円高になれば状況はよくなるが、国債の信用評価の下落している中、その可能性は期待できそうにもない。
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ヨーロッパで何十年もの時をすごしてきたクラシックカーが自宅のガレージにある生活は素晴らしいものがあります。
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308GTBやDino gt4 のステアリングを握り、アクセルを踏んだ時の興奮は今のモダンフェラーリでは味わえない、独特の世界です。

きびしい状況ですが、来年も運転して楽しい、自分だけの1台となる魅力的な車だけをお届けしていきます。

今年も弊社からご購入しただきました皆様に心から御礼申し上げます。

よい新年をお迎え下さい。

  by cavallino-cars | 2014-12-27 19:04 | Comments(5)

Commented at 2014-12-29 14:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by フランク at 2015-01-06 16:31 x
Francorchampsの308ですが、サイト上での7000キロが47000キロになりました。それでも内装の状況からみると怪しい数字だと思います…
個人的な意見ですが、この価格ではまだ売れないと思います。多分…
Commented by cavallino-cars at 2015-01-07 17:47
どうですかね。ヨーロッパは投機目的で買う人がかなり増えてきています。私も興味深くみています。
Commented by 青山 at 2015-02-17 21:59 x
いつも楽しく拝見させてもらってます。先週ベルギーに旅行に行ったのですが、自分の乗っているフェラーリがこの店から輸入された車だったので、当時のオーナーズブックを見せて、私が日本でこの車を大事に乗っています!と伝えに行ってきました。受付の女性が応対してくれて、エスプレッソをご馳走になったり、フランコチャンプスのオリジナルステッカーを頂きました。初めてのヨーロッパ旅行でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。いつも更新されるこのブログは、夢の続きを見ている様です。いつかお客さんとしてお世話になりたいので、これからも頑張って下さい!
Commented by cavallino-cars at 2015-02-17 23:44
コメントありがとうございます。それは素晴らしい経験をされましたね。愛車が来たルーツを自分の目で見てくると、帰国してからもステアリングを握るたびに、ベルギーの美しい街並みがオーバーラップします。ヨーロッパは何度行っても行くたびに魅せられてしまいます。特にイタリアは実に美しい。いつかお会いできる日を楽しみにしています。

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