
GTSを見た後むかったのはボローニャ郊外にあるシルバーのDino 208gt4。
高速を降りてからいろは坂のような道を行くことおおよそ1時間で目的のご自宅に到着。
ガレージから車をだしていただき、まず気になったのはその塗装の状態の悪さ。
写真ではわからないが、無数の細かいヒビ割れやえくぼがある。

フロントのグリルはおそらくぶつかったのだろう。右が曲がり、バンパーも変形している。

ハンドルはどうすればここまでヒビ割れして擦り切れるのだろうと思うほどの状態だ。
2分ほどで終了。
翌日、ローマから見に行った南イタリアのBARIのgt4はさらに最悪でホィールがメッキしてあり、シートはすべて張り替えてあった。片道4時間もかけて行ったのにこちらは1分で終了。

今回の出張で以前アンコナから譲り受けたアルファロメオスパイダーが忘れられずに、1300CCのものを試乗してみた。

足回りもフェラーリと比べるとソフトでパワーもないが、キャブレターの加速感とアルファサウンドはこの頃の車ならでは。

ダッシュボードのメーター周りの雰囲気も実にいい。

試乗させていただいた車はエクステリアにかなりの費用をかけなければならないため、購入は見送ったが、いつかよいものに出会えたら個人的に所有して来年の春には桜並木の下を走ってみたい。