美しさをとるか、コストを優先させるか??

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イタリアのLUCCAの富豪から譲り受けたファイバーグラスの308のナンバー灯がつかないということで修理をして気がついたことがある。
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ファイバーはナンバー灯の配線をエンジンフードの中をとおし、フックにつけ、室内からはトランクルームのボディ側のキャッチまで電流を通し、エンジンフードを閉めると通電してライトがつく仕組みになっている。

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ところが308の後期モデルから328にいたるまではボディ側からエンジンフードに配線をだし、エンジンフードの中をとおし、
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端に穴をあけ、ナンバー灯まで配線をつないでいる。
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上の写真はGTBターボのもの。整備性はよくなってはいるが、配線がすべて隠れているファイバーに比べると見劣りしてしまう。
普段見えないこんなところにもフィオラバンティ氏の308に対するこだわりがある。

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初期モデルには配線を極力見せぬように美しく仕上げるというデザイナーのこだわりがあった。
上の写真はファイバーグラスのもの。
しかしフェラーリ社のコストダウンという至上命令のもと、このようにせざるを得なかったのでしょう。
そのことはフィオラバンティ氏とマラネロでお会いしたときにも話題になりました。

さらにコスト削減がきびしくなってきた90年代の348や355、それ以降のモデナなどもドアインナーハンドルや灰皿のラバー部分、エアコンの吹き出し口が5年もするとベタベタになってしまうのもそのため。その他見えないところのコストダウンは数多くある。

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その意味でも70年代のフェラーリにはデザイナーの最高の車をつくろうというこだわりとマラネロの職人のプライドが溢れている。

  by cavallino-cars | 2014-08-07 10:51 | Comments(0)

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