英国での308の高騰ぶり

最近の英国での308の価格の高騰ぶりには驚くばかりだ。
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すでに右ハンドルのgt4をお買いいただいたお客様からいつかは右ハンドルのGTBを購入したいと言われ、探してはいるが、なにせ価格が4年前とは比べものにならない。
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私が2010年2月に英国のバーミンガムの近くのDerbyshireのオーナーから譲り受けたファイバーグラスの東京での販売価格は700万円だった。わずか4年前。
今やイギリスにある2台のファイバーグラスの価格は12万ポンド。2040万円。
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スチールボディのものでさえ7万ポンド、約1190万円で売られている。
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gt4はどうかというとオリジナルコンディションのよいものは43000ポンド前後、日本円に換算すると730万円。
日本に輸入すれば1000万円という時代になってしまった。
308もいよいよ英国では投機の対象になってきたようだ。
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それはドイツも同じで私が以前イタリアでみた38800kmの308GTBはドイツのディーラーが購入。
ドイツでの販売価格は72,900EUR。
日本円にして1020万円。

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イタリアではここ半年あまり、GTBのキャブレターモデルはすっかりマーケットから姿を消してしまった。
たまに出てもコンディションのよいものはあっという間に売れてしまう。

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クラシックフェラーリは今の車にはない手作りの美しさに溢れている。
その美術品のような車のアクセルをひとたび踏み込めばコックピットはキーンというジェット機のようなサウンドで満たされる。
コーナーをクリアした時の叫びたくなるような衝動はまさにフェラーリそのものだ。

上がりゆく株価をみて胸算用するように、ただガレージにしまい値上がりを待つ投機目的のオーナーが増えているのは間違いないだろう。
英国ではもちろん、日本国内でも大手外資系金融機関がクラシックカーの過去20年ほどのデータをまとめ、これほど確実な投資はないと扇動しているとの噂も聞く。

本当に運転の好きな方にとって308は非常に魅力的な車であることは間違いない。
私も2009年にgt4に英国で乗り、いまだに魅せられ続けている。
過去に乗ってきたDinoやDaytona は美しいがどこかもてあますようなところがあった。
しかし308はGTBもgt4も見て麗しく、乗るたびにこれほど楽しいと思える車は他にない。
最新のV8Ferrari が3000万円することを考えるとそれでも308はその1/3ほどだが、車をコントロールするスポーツカー本来の楽しさではモダンフェラーリを上回る。
246やLussoのように車本来の価値を大幅に上回るような価格にならないことを願うばかりだ。

  by cavallino-cars | 2014-06-12 22:04 | Comments(0)

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