シートのリペア

私は基本的には張替えはしない。オリジナルの素材をそのまま使用し、リペアする。
いつもお願いするその道40年という職人さんに今回も来てもらった。


まずはシートセンターのアルカンタラやリクライニングのダイヤル部分などをマスキングする。






出来上がったものがこちら。



映像ではご理解いただけないが、触感もしっとりとしてレザーそのもの。
もちろん坐っても洋服に色がつくようなこともありません。
安く施工してくれる所もあるようですが、半年くらいすると堅くなり、ヒビ割れしてくることがあるので私はいつもお世話になっているこちらの方にしか頼みません。
こういう職人さんたちがいるからこそ40年近く経過しても信じられないようなコンディションを維持できる。
古い車を大切にする文化はここ日本でも少しずつ定着しつつある。
今からオーナーさんに納車する日が楽しみです。
by cavallino-cars | 2014-04-29 16:02 | Comments(4)
どちらを優先するかですかね。

ですので、少々旧車となったレザーシートなどの雰囲気を香りで演出する目的で、革の鞄やCDケースなどを置くか、または革材の端切れをどこかに隠し入れておくことで、あの革シートの香りを再現できると思います。
今回のようなリペアのあと、溶剤の臭いが消えてからは有効ですよ。
お試しあれ(笑)。
ファブリーズとかのイメージ商品、また芳香剤はこの手のクルマには似合いませんから。