アルファから見る初桜


左肘を窓を降ろした運転席のドアにかけてのドライビングはクラシックならでは。
現代の車は安全基準の変更によりドアは肩がすっかりかくれるまで高くなってしまったからだ。

レイパーカーJrやEagles などの80年代の曲の入ったカセットテープをこの車のラジオにセットすれば当時にワープするようだ。
乗り降りは普通のセダンに乗るのと同じくらい簡単だし、コックピットスペースも充分に広い。
この1600スパイダーの後部座席には小さなボストンバッグなら2個置けるほどのスペースもある。
さらにリヤにはキャディバッグを2個つめるほどの大容量のトランクさえ備えている。

乾いたアルファサウンドは風の音をかきわけてドライバーを刺激する。

基本的にアンダーステアのハンドリングはアクセルでノーズをコントロールすることさえ出来るほど安定している。
4輪ディスクブレーキの効きも実に信頼性があり、安心して飛ばせる大きな一因。
古いオープンカー特有のコーナーでボディがねじれ、ダッシュボードがミシミシ軋むようなこともない。


ガソリンメーター、水温計、油温計などの小さなメーターがドライバーシート側にオフセトされているのもドライバーをその気にさせる。





個人的に今、オープンカーで何が欲しいと聞かれたなら、アルファスパイダーと即答する。
それほどイタリアからやってきたこのアルファとのランデブーは胸が震えるほど感動的だった。
出来る事ならこのキーは自宅においておきたい。
Viva Alfa !!
平成26年3月29日
桜の咲く頃に。
by cavallino-cars | 2014-03-30 18:41 | Comments(0)