
イタリアから輸入した76年の208gt4のクリーニング作業が完了した。

10月初旬に現車をイタリアで確認後、15日にオーナーに送金。

現地から英国に陸送し、日本に到着したのが1月、その後タイミングベルト交換を含むフル整備を行い、板金工場で補修をし、予備検を2月に受けるが、オリジナルの現地での登録書類がそろわず、最終的に予備検がとれたのが今月初旬となった。

本来の美しさを取り戻したgt4を見ると日本に持ち帰ってきたことを本当に嬉しく思う。
今回は新しいオーナーの希望によりショックを交換し、クラッチペダルが格段に軽くなる油圧クラッチを取り付けてからの納車となる。すべての作業が完了するのは4月初旬になるだろう。

黒とのツートンのgt4は今回が初めて。塗装の補修をして分かったが、黒い部分はラインにいたるまでカッティングシートではなく、塗装なのだ。このブルーのgt4ほど黒とのツートンが似合う車もないのではなかろうか。
何時間みていても飽きることがない美しさだ。

日本での新たなオーナーは関西にお住まいのエンスージアストで、他にもランチアのモンテカルロを所有。ブログで紹介させていただいた昨年の10月末には予約金をお振込みいただいた。今月初旬に現車を確認いただき正式に契約。
同じコンディションのクラシックフェラーリはない。日本に、いや世界に1台だけのgt4を持つ喜びは格別だ。