Fiat Dino spider 本日納車



タンクをはずし、溶接終了後にミッションオイルを交換したらなんと欠けたギヤが出て来た。

今週の月曜にマテックスでの最終のクリーニングが終了してやっと納車となりました。
なんと入港から5ヶ月。不満も言わず、お待ちいただいたK様、ありがとうございました。
この固体は2Lのスパイダーではイタリアで私の見た7台中のベスト!
日本に着いてから、整備はもちろん、細かい傷の塗装の補修を行い、徹底的なクリーニングをマテックスの名人千葉さんにお願いした。
ここまできれいなものはイタリアでも出会うことはまずないと思うほど良く仕上がった。

形の美しさもさることながら、右後方視界は抜群でオープンで走っている時と変わらないほどです。



まるで付いていないかのように見える。


エンジンに火が入ったところでアクセルをポンポンと軽く煽るとバッバッババーンとDinoV6エンジンが目を覚ます。

ひとたびエンジンが暖まれば、次の始動は、少し長めにセルを回しただけであっけなくエンジンはかかる。

トルクフルなエンジンは3速2000rpmからでも勢いよく加速していく。
246を思わせるようなフェラーリサウンドを聞きならがらの高速クルージングはDino spider ならではのもので、ひとたびアクセルを踏み込むとすべる様な滑らかさで加速していく。206と同じエンジンながらDino よりもシルキーな印象だ。

初期型はメーターパネルはアルミで、後期になってからこのウッドタイプになった。ステアリングもウッドのものがつく。個人的には圧倒的にこの後期型が好きだ。


同じコンディションのものは決してないクラシックは自分だけの1台になる。



日本に来てさらに美しく仕上がり、この車の3人目のオーナー、日本では最初のオーナーとなった方に喜んでいただけたことが何より嬉しい。
by cavallino-cars | 2014-01-16 23:56 | Comments(0)