高いから欲しくなるのか、運転して楽しいから欲しいのか

高価になったから買いたがる方と運転して楽しさに魅せられて購入する方だ。

ディノは3000万、ディトナは6000万から1億円。それほどまでに価値があるとはとうてい思えない。
288GTOにいたっては1億円をかるくこえ、最近では1億4000万円で売られた方がいるほどだ。
どれも乗ったことのある私にはとてもそれほどの価値があるとは思えない。


288にいたっては、インテリアやエクステリアの美しさは誰もが認めるところだが、リヤのサスペンションのがたつきやターボというよりスーパーチャージャーのような加速は、後に発売されたGTBターボの方がはるかに素晴らしいし、運転する楽しさは288をも上回る。
高価だから購入することは悪いとは思わないが、投資家ではない一般ドライバーには運転して楽しい車を選ぶことをお勧めしたい。
たしかに1億円の車を自分自身で運転する優越感はあるかもしれないが、ルッソは美術品のような美しさはあっても、決してとばして楽しい車ではない。



コーナーをクリアするごとにこれほど胸躍る車は他にない。
by cavallino-cars | 2013-12-03 23:57 | Comments(0)