Verona のGTBturbo

次はミラノから南下してベローナの89yの3万キロのGTBターボを見に行く。
オーナーは車の販売会社を経営。まぁ同業者です。電話では自分のものなので値引きをしてまで売らなくてもいいという雰囲気が伝わってきた。よほど素晴らしいコンディションなのだろうという期待は車を見た瞬間に砕け飛んでしまいました。
2年前にミッレミリアに同行したとのことで、送られてきた写真にはないステッカーが貼ってある。2年間も貼りっぱなしなら剥がせば当然あとが残り、場合によってはしみになってとれないこともある。気をとりなおしてドアを開けるとドアの内張り、センターコンソールは細かい傷だれけで白くみえる。サイドブレーキの部分もこんな状態です。運転席の背もたれのサイドサポートはヒビ割れがひどい。
運転席側のドアミラーの付け根のラバーカップリングも穴があいている。どうしたらこんな所に穴があくのか不思議です。
極めつけは左のドアが下がり、ドアを開け閉めするたびにリヤクオーターウインドウにぶつかり、黒いフレームが削れ、下地のシルバーが見えている。
試乗をするまでもなく5分で終了。
新車のようだといったのはどなたですかといいたくなる気持ちをぐっとこらえてモデナに向かいます。