
milan の郊外のlainate からのFerrari308GTB と Monza からのFiat Dino spider の2台を載せたコンテナが大井埠頭に着いた。
コンテナの扉を開けると手前に308GTB が、そして奥にFiat Dino spider が積まれている。
まずはFerrari のフロントのボンネットを開け、スペアタイアを外し、バッテリーのターミナルをつなぐ。

少しだけ長めのクランキングの後、F106はいつもの快音とともに目覚めてくれた。

フェラーリを外にだし、弊社で初めて輸入するFiat dino spider のコックピットに坐る。

この車のバッテリーはリアのトランクについている。一緒に来たキャリアカーのスタッフにバッテリーのターミナルをつないでもらう。


このDino spider は既に予約済み。エアコンのつかないこの車両をこの季節に運転する気にはなれない。

トラックで予備検の改善のために工場に運ぶことにした。

それにしてもこのリアからの眺めはこの車ならではの美しさだ。
ハードトップとの相性も抜群で、オープンにしたい気持ちもあるが、このままクーペとして乗ってみてもいいと思えてしまう。

自分は308のコックピットに納まり、ミラノで試乗して以来、2回目のドライブ。会社まで回送することにした。

エアコンをオンにするとこの猛暑の中でもコックピットは快適だ。
もちろんこんな暑い中を運転するのは電動ファンはもちろん、車にとっていいわけがない。
5キロほど走ったところで突然エンジンがストール。
イグニッションをONにしてもカチカチカチという電磁ポンプの音がしない。
フューズも確認したが正常。ポンプ自体を数回たたいてみたが復活しない。
結局2台ともキャリアカーで運ぶことに。

1日おいてメカニックに見てもらったら何事もなくエンジンはスタートした。しかし、また同じことが起きると困るのでポンプは新品に交換済み。今まで20台以上の308を輸入したがフュエルポンプを交換したのは今回が初めてです。

この308は明日には自走で予備検査のための工場に入庫予定だ。

今日くらい涼しい日がくるのはもうすぐ。
9月にはベストなコンディションになったこの2台をもう一度皆さんにご紹介できるはずです。