
昨日、猛暑の中、イタリアから弊社が輸入した5台目のGTBターボが登録のためトラックに積み込まれた。

目的地は九州。
おそらく九州では唯一のGTBターボになる。

この車はイタリアの足の甲の部分にあるCozensa のコレクターから譲り受けた車。

昨年ミラノ郊外のディーラーで初めてこの車のアクセルを踏んだ時の感動は忘れられない。
加速感は328を遥かに上回っていたからだ。、ドイツ製のインタークーラーを装備していた初期型の208ターボに試乗した時はその加速の干満さに308を購入できない方のものという印象が強かった。

しかしながらIHI(石川島播磨重工業)のインタークーラーに変えられたこの最終型のGTBターボのエンジン性能は抜群でF40に似たサウンドも加わり、そのターボならではの強烈な加速を楽しませてくれる。

この巨大なインタークラーの威力は抜群でターボにより高温になった空気をいっきに冷やし、燃焼室に大量に送り込むことにより、圧縮比が上げられ、あの加速を生み出している。

最高出力の254馬力は328の270馬力にはわずかに及ばないが、一度でも1.2BARのターボの加速を味わってしまったら誰でもこの車に魅了されるにちがいない。
F1のレギュレーションの変更によりターボエンジンが禁止されたことに伴いフェラーリの市販車のターボモデルはこのGTBターボとF40 で終了する。ラゲージルームも備え、気軽に乗れるという点ではF40 を上回るこのGTBturbo は実に魅力的な車だ。