Mantova のGTB

7月23日早朝の羽田発のBA8便に乗り、イタリアに2台のGTBを見に行ってきた。
Mantova のGTB_a0129711_6174785.jpg
1台目はミラノから東へ1時間半くらいのマントバにある80年式、3万キロの308GTB。
Mantova のGTB_a0129711_617478.jpg
マフラーはシングルパイプのオリジナルがつく。

Mantova のGTB_a0129711_6194385.jpg
ほとんど乗ることはなく、ガレージに置いたままだという。

Mantova のGTB_a0129711_620695.jpg
前後バンパーには塗装の剥がれた跡があるが、補修をすれば問題ない程度だ。
Mantova のGTB_a0129711_6205331.jpg
フロントのスポイラーはオプションのビッグスポイラーがつくが、表面は無数のクラックが入っている。

Mantova のGTB_a0129711_6203433.jpg
試乗をしようとしたら、運転席のシートが固定できずに、一番後ろまで下がってしまった。
修理は可能だが、やはりこの手の車はこれだけメンテがされていないとかなりの費用を覚悟しないと購入には踏み切れない。

Mantova のGTB_a0129711_625187.jpg
サンバイザーや内装の状態は全てがオリジナル。
Mantova のGTB_a0129711_6264781.jpg
ドアミラーもVitaroni の打刻のある当時のオリジナルが装着される。

Mantova のGTB_a0129711_6272578.jpg
フロントウインドウも新車時に貼られたタイヤ空気圧を示す、ステッカーがつくオリジナルのものがつく。

Mantova のGTB_a0129711_623751.jpg
タイミングベルトは10年前に交換したきりだという。万一ベルトがこま飛びして、エンジンを壊してしまうともめることになる。
出来るだけその手のトラブルは避けたい。
Mantova のGTB_a0129711_6243280.jpg
身長190cmほどのオーナーに運転してもらい、市内をドライブして車のコンディションを確認する。
エンジンの印象はかなり良く、ギヤボックスやミッションも問題なさそうだった。

しかしベルト類の交換やホース類や補記類などの交換にかなりの費用がかかるのは間違いない。
購入は検討することにしてもう一台のGenova の308を見に行くことにした。
やはりメンテナンスをきちんとしてある車の方がリスクは少ない。
よほど塗装のコンディションがよいとか、価格が魅力的でない限り即決は出来ません。

いいと思って購入したものでも日本国内での納車前整備が100万円を超えるものもあるからです。
マントバから一路西のGenova に向かうことにした。

Mantova のGTB_a0129711_6401167.jpg
今回のレンタカーは写真の右にチラッと見える黒のLancia Thema。
以前の面影はなく、アメ車のようです。
内装はメルセデスのようでイタリアの街中をのるにはかなり大きいので気を使うが、ひとたび高速にのれば快適そのもの。しかし個人的には昔のイタリア車らしいLancia が好きだ。
クライスラーとの資本提携の産物のこのThema、アウトストラーダでは今回の出張中、他に1台みかけたが、イタリア人の評価はいかがなものか、お聞きしてみたい。

  by cavallino-cars | 2013-08-01 06:45 | Comments(0)

<< Lunch at Genova mondial t cabri... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE