Limbiate のGTBturbo

24日、午前6時25分、羽田発のブリティッシュエアウエイズ8便に乗りロンドン経由、ミラノに向かった。
目的は5台のV8 ferrari をみるためだ。

Linate空港に到着したのは午後の6時20分。
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翌25日の朝、空港から30分ほどのLimbiate にある87年のGTBturbo を見に向かう。
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右ドアからリヤフェンダーにかけてペイントの補修のあとがある。
右ドアにはエクボがひとつ。
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ドアに細かい針でつついたようなあとと、リヤフェンダーに刷毛でなぞったような跡がある。
上の写真の黒いラインの上の建物が写りこんでいるシャッター部分がブツブツしているのがわかりますか?

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全体的にはきれいなのだが、フロントのラジエターのエア抜きのためのルーバーの塗装もざらざらだ。
実際に目視すると確認できるが、イタリアの強い日差しの下で写した写真では見事にわからない。
これだから実際に見にこないとだめなのです。
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フロントセクションも再塗装してあり、塗装がたれているのがわかる。バンパーの上のボディの立ち上がり部分です。

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エンジンルームはきれいにクリーニングがされているが、インタークーラーの手前のturbo と書いた回りの赤の塗装がとれてしまっている。ここまでの過度なクリーニングは個人的に好ましくない。

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フロントのフードはストッパーのロックが作動せずに固定されない。
リヤのエンジンフードダンパーもぬけているためエンジンフードは手で支えなければならない。
どちらも交換すればいいことなのだが、オーナーのこの車に対する気持ちがあらわれているように思えてしまう。

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内装は特に問題はないが、ドアパネルの内側の拭き傷が多いことも気になった。
どれかひとつでも他にないほどきれいな部分があったりすれば何としても購入したくなるものだが、その何かがこのターボには欠けている。

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ウインドウウォッシャータンクのキャップは本来黒のゴムのものがつくが、この固体には白の見たことがないものがついている。

オリジナルはこちら。
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スペアタイヤ上の左側の黒いキャップがオリジナル。

エンジン、ミッションは非常に調子がいいのだが、いくつかのマイナスポイントが重なるとどうも躊躇してしまう。
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そこでいつも考えるのは自分が買ってもいいと思えるかどうか。
売れればいいという観点からすれば合格なのかもしれないが、いざ自分でのために買うとなると考えてしまう。そういう車は買わないのが弊社のポリシー。
私にとっては何台かの1台だが、これからオーナーになる方には自分だけの特別な1台になる車だ。

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塗装を補修してある左側のホイールのセンターキャップが前後ともヒビが入っているのも気になった。
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助手席側のドアを開けるとボディ側には塗装の割れもある。

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ドアの下や塗装に錆もなく、
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マニュアルもすべて揃ういい車なのですが、自分のために買う気になれずに購入は断念。

次はBrescia にある76yファイバーグラスのグループ4仕様の308を見に向かう。

  by cavallino-cars | 2013-06-28 20:34 | Comments(0)

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