1991y 7月号のCar magazine

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1度だけDino 208gt4 のインプレッションがカーマガジンで紹介されている。
イタリアからアメリカのコレクターに渡り、それを日本に輸入した固体を取材したもの。

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要約すると、スタート時にはクラッチをゆっくりミートさせてもストールしそうになるが、ブリッピングをすれば問題ない。4000回転以下では急加速をしようとすると咳き込むだけで前にすすもうとしない。

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オリジナルのシングルパイプから4本出しのマフラーに交換されているため甲高いフォーンというフェラーリミュージックは聴かれず、野太いサウンド。
オリジナルの1本出しのマフラーはもっと味気ない音だったろうと思える。
4000回転を超えてからエンジンは劇的にトルクフルとなり、がぜんフェラーリらしくなる。
エンジンフィールは308に比べ確実に208の方が楽しく、勝っている。
という記事です。

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だが実際はスタートのクラッチミート時もストールすることはない。
そのエンジンサウンドはまさにフェラーリそのもの。
246Dino に近く、308に比べ車重さえも軽く感じるほどエンジンは軽やかに回るのだ。
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フェラーリのコードネームF106C と呼ばれる 1991cc のエンジンは優秀で、5速3000回転からでもトップエンドまで澱みなく、スムーズに加速していく。
コックピットはキーンという独特な音に排気音がまざって、高度1万メートル上空を巡航する機内のような音で満たされる。
シングルパイプのマフラーを装着する208gt4はまさにフェラーリでしか楽しめないサウンドを奏でる。

キャブレターの車はその調整次第でインプレッションは極端に異なる。
3500回転くらいでぐずつくのはセッティングがきちんとされていなかったからだろう。
調子の悪いキャブ車ほどドライバーにとってストレスのたまるものはない。

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是非、一度、調子のいい208gt4 をどこの雑誌社でもいいので取材して欲しい。
私は2Lのエンジンを積むコレほど楽しい2+2を他には知らない。

  by cavallino-cars | 2013-06-21 15:36 | Comments(0)

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