Erfurt の Fiat Dino spyder

Dusseldorf のディーラーを後にし、向かったのはErfurt という閑静な田舎街だ。
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4時間ほどのドライブ。イタリアとはまた違った景色。英国に近いかもしれない。
到着したのは午後の3時。
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目的はこの1968yのスカイブルーの2LのFiat Dino spider だ。
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オーナーは5年ほど前にイタリアから購入。2008年にイタリアでフルレストを行ったとのこと。
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その後、当時のビニールの内装を手に入れ、張替えられている。内装も実にきれな状態。
クラッチも交換したばかりとのことで運転したフィールはすこぶるよい。
走行はわずか26500km。
幌も痛みが少なく、コンディションはかなりいい。

この車でディノスパイダーを見るのは3台目。2L モデルにはパネルがスチール製のものもあるが、個人的には絶対ウッドのものがいい。
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ダッシュボードの左右下にはこんな可愛らしい照明がつく。
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助手席の小物入れは引き出しタイプのものがつく。

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トランクは2.4Lのものはフェラーリのようにボディにオープナーがつくが、2Lのものはリヤパネルに鍵を差し込んで開けるタイプ。
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広いトランクの下にはスペアタイヤと工具が備わる。

ステアリングはアルファのスパイダーとまではいかないが、かなりゆるい感じ。モデナで試乗した2.4Lのものとは別物。ステアリングギヤボックスのがたなのかどうかは不明だが、308のギヤボックスに替えられれば是非とも交換してみたい。格段にハンドリングはよくなるはずだ。

エンジンはまさにDino のそのもので、レブリミットまで回した時のDino sound が直接耳にとびこんでくるのだからたまらない。
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唯一私が2.4Lのものよりも魅力を感じるのはセンターロックのスピンナーだ。

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この美しいバルケッタは残念ながら日本には4台ほどしか輸入されていない。
ドイツやイタリア、スイスなどのヨーロッパでは今年になってからの246Dinoの価格の高騰につられ、市場価格が上がってきてしまった。

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Fiat Dino spider は見れば見るほど魅せられていくという不思議な魅力がある。
このErfurt のスパイダーの魅力は何と言ってもこのモナコブルーのカラーリングだろう。
すぐにでも契約したい衝動を抑え、フランクフルト空港へ向かう。
距離にして約250km。
今回はこのErfurt の1台を見た後、もう2台のスパイダーをイタリアで見る予定だ。
今夜11時にはミラノのマルペンツア空港に到着。

明日はDino208gt4と308GTB、2台のFiat Dino spider を見た後、従姉妹の待つローマに向かう。

  by cavallino-cars | 2013-05-27 12:42 | Comments(0)

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