やっぱり楽しい!GTBturbo

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昨日これから納車になるGTBターボを横浜にある板金工場に入庫させるために運転した。
3500回転からのターボが効いた瞬間は体がシートに押し付けられ、頭を軽く後ろへ引っ張られるような加速だ。特に時速120キロくらいまではそれが顕著で、山道のワインディングを走らせたらこれほど気持ちいいものはない。

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先週末にイタリアのCosenza の山道を走ったことを思いおこしてしまう。それにしてもなぜ今まで誰もこのV8Ferrari に注目しなかったのか、不思議でならない。

もっともGTBターボの総生産台数はわずか308台なのだから、メーカーが販促に力をいれることはなかったのだろう。ターボが効き始めたときのあのブラックホールに吸い込まれるような加速というのは大げさだが、助手席に同乗した者はあきらかに328とは異なる加速に酔いしれるだろう。

その加速感が楽しくて、無意味にアクセルのオン、オフを繰り返したくなるほどだ。スポーツカーは運転して楽しくなければならないという私の定義にまさにぴったりの車だ。

もちろんフェラーリ社の世に送り出したターボ車の最高のものはF40 であることは間違いないが、サーキットを走った経験のない人でも気軽にそのパワーを楽しめるという点でこのGTBターボは40を上回るといえる。

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アイドリング時の乾いたサウンド、キャブ車ほど気を使うこともなく、誰にでもエンジンを始動させられるという気軽さは初めてフェラーリを乗られる方にとっては朗報にちがいない。

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何台ものGTBturbo を見てきたが、コンディションのよいものは非常に少なくなってきている。308台のうちの何台が新車時の状態を保っているのだろうか。

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288GTOやファイバーグラスの308より生産台数の少ないこの車はその意味でも貴重だ。
おもいっきり箱根あたりのワインディングをとばしてみたい。

  by cavallino-cars | 2013-03-16 15:10 | Comments(0)

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