愛車はどちらかに?


美しいボディやキーンというコックピットにあるれる独特なサウンド、細いステアリング、ダッシュボードのレザーの質感、カチッと動くスイッチ類の心地よさ、何と言ってもアクセルのちょっとした動きにも即座に反応するV8エンジンとハンドリングの素晴らしさは理想のスポーツカーだ。
その気持ちは今でも変わらない。
当時は常に在庫が3台ほどあったので、すぐに自分のgt4が見つかると思っていた。
しかし時がたつにつれ、コンディションのよい308は少なくなり、最近はこれというものに出会うたびに船に載っているうち、または載る前に日本での新しいオーナーが決まる。
車の販売を生業とするものには嬉しいかぎりです。
しかし個人で所有する自分だけの1台も欲しいのが正直なところ。
自分だけの1台を大切に何年間も持ち続ける喜びは何物にも変えがたいものがあります。
私の輸入する308はほとんどが前のオーナーが10年以上所有していたものばかり。
長く付き合えば付き合うほどに魅せられる車はそうたくさんはありません。


本当にありがとうございます。
今まで海外の玉石混合の中から選び抜いたものだけを輸入してきた。
私を信頼していただき、写真のみでご契約いただいたお客様には心からお礼を申し上げます。

ご覧いただいた後、正式にご契約いただきました。
その時の笑顔は忘れられません。ローマから片道3時間かけて見に行った苦労がすべて報われる瞬間です。ご自分でステアリングを握った時の感想をお聞きするのも私の喜びのひとつです。

2台ともイタリアから持ち帰った思い出溢れる車。
毎日忙しくしてはおりますが、春が近ずくにつれ、所有欲がむくむくとわいてまいります。

こんな美しい車がひとたびエンジンに火が入ると30年以上も前に作られたとは思えないようなポテンシャルを発揮する。
これも308の大きな魅力。
まぁこの2台のうち、お客様にご縁のなかった1台を我が家のガレージに持ち帰ろうかと真剣に検討中です。
by cavallino-cars | 2013-02-15 22:10 | Comments(0)