Abruzzi のGTBturbo

ローマから東に2時間ほど走ったところのRoseto degli Abruzzi という海の近くの街にある1987y製の3000km、1オーナーのGTBturbo を見に行った。

Abruzzi のGTBturbo_a0129711_17422240.jpg
今回は1オーナーの車はこれで2台目。
期待と不安でオーナーの会社を訪ねるとすでに車は用意されていた。
これも車のまわりと一回りして終了。
Abruzzi のGTBturbo_a0129711_17424715.jpg
助手席の小物入れのスプリングは壊れ、だらしなく開きっぱなしになっている。
Abruzzi のGTBturbo_a0129711_17431253.jpg
スピーカーのドア内張りのカーペットは浮き上がり、
Abruzzi のGTBturbo_a0129711_1743377.jpg
リアバルクヘッドは茶色ののりのような汚れがつく。
Abruzzi のGTBturbo_a0129711_17444439.jpg
リアバンパーは熱と日焼けのために変色し、
Abruzzi のGTBturbo_a0129711_1744994.jpg
右ドアミラーもご覧のとうりだ。
Abruzzi のGTBturbo_a0129711_17454816.jpg
ドアハンドルは左右とも角が削れ、塗装がはげてきていた。
Abruzzi のGTBturbo_a0129711_17461147.jpg


これなら前回みたクラシケ付の89yのものの方がはるかにいい。
昨年購入したような車の方が圧倒的に少ないのが現状だ。
生産時にはどれも素晴らしい状態だったものが年とともに荒れ果てていく様は悲しい。
いいオーナーに出会えたフェラーリだけがその輝きを失わないばかりか、時代をこえた美しさを放つのだ。

この後見に行った208gt4は写真を撮るきさえおきないものだった。
車から少し離れた所で電話中だったオーナーには失礼だったかもしれないが挨拶もせずに帰った。
あとで何か車に問題があったと電話をいただいたが、残念だけれど想像していたものとかけ離れていたコンディションなので、電話の邪魔になると思い帰ったとつたえた。

まぁこんな時もあります。
今月は素晴らしいコンディションの308が4台、GTBtrubo が来週の月曜に入港する。
基本は自分で欲しくなるような車以外は買わない。そのポリシーを再確認する出張だった。
今年も素晴らしいものだけを輸入します。

  by cavallino-cars | 2013-01-10 17:50 | Comments(0)

<< 嬉しい知らせ Alfaromeo 1600s... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE