あけましておめでとうございます。
2013年の元旦は快晴。
10年振りに我が家に帰ってきた246と初ランデブーを楽しむことにした。

これは我が家のマンションのB1のエントランス前でのショット。
いつもの成田ゴルフまで乗って行くことにした。

エンジンは快調そのもの。トルクフルなエンジンはどこからアクセルをふんでもこの1080kgのボディを軽々と進めるのだ。

特に5速4000回転からの加速は圧巻で心地よいエキゾーストノートに聞き惚れていると、あっという間に4600回転、時速150kmまでに速度をあげる。油断していると法定速度を大幅にこえてしまうので注意が必要だ。

排気音は308よりもコックピットに侵入してくる。さらに三角窓からの風きり音で、高速ではCDは大音量にしないと楽しめない。
もっともDinoのオーナーにとってはこのエンジン音こそがミュージックと呼ぶにふさわしい。
特にアクセルオフの時のフライホィールが回転する音?のようなキーンというフェラーリならではのサウンドには魅了されずにはいられない。

今や簡単には手が届かないような価格になってしまったこの宝石のような246はこれからもオーナーの期待を裏切ることはないだろう。

2度も塗りなおした塗装や、本来黒のアンダーコートが塗られていたボディ下の部分をつるっとした肌にし、赤に塗りなおしたこと、当時新品でそろえられるオリジナルパーツをすべて取り寄せ、このDinoに組み込んだことを思いだす。
10年ぶりの212kmのランデブー。当時は年に20日ほどしか乗らなかったが、その時と変わらぬ喜びを与えてくれる。
この固体はイタリアのミラノから当時輸入したものを譲りうけたもの。右のドアミラーはつかない。

そのため車線変更をする時は斜め後を振り返り、後方確認をしながら行わなければならない。

そのたびに美しく湾曲したリヤウインドウとルーフからリヤフェンダーまで延びた繊細なピラーが目にはいる。
ヒラヒラと舞うようにコーナーを抜けていく快感はコンディションのよいディノを乗ったことのある方なら理解いただけるはず。イタリアのモデナから生まれたこのピッコロフェラーリは今運転しても楽しく、みても美しい。
抑揚のあるボディとメッキパーツの何と麗しいことか。

特に蛙のようなフロントフェースは可愛らしささえそなえ、カレラ好きの女性にもすこぶる評判がいい。スポーツカーとしての機能を持ち、素晴らしいトルクフルなV6エンジンと美しいボディラインをもつ246はこれからもエンスージアストの心を握り続けていくことだろう。
今年もイタリアをはじめ、ヨーロッパ中から皆様に運転する喜びと美しさを兼ね備えた素晴らしいコンディションのスポーツカーをご案内していきます。
謹賀新年