
Roma を出発したのは朝の6時。まだ真っ暗だ。88yのGTBターボのあるBisceglia は400kmほど南にある。4時間はかかるだろう。

北ともずいぶんと景色も異なる。まっすぐに伸びた道はアメリカ本土のようだ。4時間もかけて来て期待はずれのこともある。

まぁそれはそれで仕方ないが、帰りのドライブの気持ちはこれから見ることになるGTBによって大きく変わるに違いない。

10時半に無事到着し、ご自宅のガレージに案内された。
電動のゲートを開けていただき、中に入るとGTBはすでにガレージからだされていた。

その車の美しさはまるでこの自宅のようで大切にされてきたのがよくわかる。

1オーナーのこの車は24年間もここに住み続けてきた。ステップには新車の時から付いている白い蹴りこみ防止のビニールテープもついている。

こちらが4世代にわたり住み続けてこられたご自宅だ。数百年前に立てられたこのお屋敷の2階の屋根はフレスコ画が描かれている。

右の裏には大きな庭が広がる。

フェラーリ前方の別棟の1階は礼拝堂になっている。クリスマスや感謝祭にはここで家族でお祈りをするのだろう。

こちらは正面ゲート。あまりの素晴らしいご自宅に感激してしまう。

もちろん目的のGTBはこのご自宅にも劣らない素晴らしいコンディションだ。
昨年にはカムベルトやフュエルポンプなどもバリにあるフェラーリディーラーで交換済み。
400キロのロングドライブは無駄にはならなかったばかりか、こんな素晴らしいオーナーと車に出会うことが出来た。
Viva Italia!!