17日早朝6時25分発のBA8便に乗り、ロンドンヒースロー空港に向かう。10時半に到着後、

12時発の便に乗り換え、いつものリナーテ空港には午後の3時に着いた。
空港から20分ほどのガレージについたのは午後の4時。外から見ると倉庫のような3階建ての普通のビルだが、扉を開けるとランボルギーニガヤルドやLP640 がとまっている。
目的のGTSは地下の工場で整備中だった。

1台は80yの黄色のGTS。

走行わずか12200kmの固体。残念ながらウォーターリザーブタンクからの水漏れのため、試乗はできない。

ベルトの交換や一般整備の途中でエンジンフードははずされたままだった。リヤバックパネルやレンズは32年もの年月を感じさせない美しさだ。赤をみなれているせいか、黄色がよりまぶしいほど美しくみえてしまう。

リフトしてもらい、下回りを見ると全体的に走行距離にふさわしい状態だ。上の写真は左リヤのもの。スタビライザーのブッシュもほとんど傷んでいない。アームもきれいなのがわかりますか?マフラーはもちろん左側からのみのシングルパイプがつく。これがオリジナルで状態もすこぶるよい。新しいものが入手できないのでこれだけでも貴重だ。
2週間後にはテストドライブが出来るようになるとのこと。残念ながら今回の出張には間に合わなかった。

もう1台のGTS は赤。ビッグスポイラーのつく走行5万キロの308だ。こちらは本来見る予定になかったもの。

赤のカーペットの状態も非常にきれいで、こちらもシングルパイプのオリジナルのマフラーがつく。


ただし、ミラーだけはオリジナルのビタローニのカリフォルニアから電動のものに交換されている。
エンジンは快調そのもので、デタチャブルトップを外して聞くフェラーリV8sound は格別で、どこまでも走って行きたい衝動にかられてしまう。日ごとに涼しくなるこれからの季節には最高だ。

日本での価格は2台とも700万前後。
キャブレター独特のフェラーリサウンドを楽しむには何といってもオープントップに限る。
来月中旬に再びミラノまで行く予定ですのでご興味ある方は是非ご連絡下さい。