
イタリアから512BBのキャブレターモデルのオファーがきた。

オリジナルコンディションの45000kmの固体。

新車時にはフロントとリヤのフェンダーアーチの内側には写真のようなラバーがつく。

フロントの左側のみがとれてしまっているのがおしい。しかし販売されているBBにはこのラバーがついていないものがほとんど。

オリジナルには写真のような四角いゴムのパッキンがエアクリーナーのエンドにつく。

こちらはリヤカウルを開けたマフラー側のフレーム。後ろからみて左側のフレームのみがカウルのガスショックがあたらないようにへこまされているのがオリジナル。

右側のフレームにはへこみはない。

ウインドウシールドには新車時からのタイヤ空気圧をしるしたステッカーも貼られている。

リザーブタンクは熱で膨れているものが多いが、この固体のものはご覧のような状態。ホース類を見ても、きちんとメンテナンスされていることがわかる。

アクセレーションは308のようなシートに背中を押し付けられるような加速はないが、12気筒ならではのサウンドと息の長い加速、そして美しいシルエットが512の魅力。

マフラーのみはステンレス製のものに交換されている。アルミ製の格子のフロントグリルとラジエターのエア抜きのアルミパネルのなんと美しいことか。
エリッククラプトンが458をBB風にリデザインさせた気持ちがよくわかる。
しかし、このオリジナルの美しさにはかなわない。
オリジナルコンディションのキャブのBBをお探しの方はご連絡を。
ご縁があれば9月にはご自宅のガレージにこの車が納まるはずです。