italia の美しい車と暮らす
ショップで見たgt4のすべてに魅せられ、翌日には契約書にサインをしていた。
初めて高速を運転した時のあの独特なキーンという音や革の香りは今でも思いだす。
あれから何台のフェラーリに乗ったことだろう。288GTO,328,275,512,355,F40,daytona,360,430,599,458,FF どれもそれぞれ官能的な車だった。

以前のようにどきどきするような高揚感はなくなってしまった。
それに比べ3年前からすっかり魅せられてしまったのが、308シリーズだ。
自分でも想像もしなかったことだ。
加速感、排気音、デザイン、インテリヤの細かいディール、手に触れるスイッチ類の感触などすべてが30年以上も経過しているにもかかわらず、今の車とは一線をきす美しさなのだ。
手作りのものだけがもつオーラを放つgt4や308は、テールスライドを伴うようなスポーツドライビングさえ楽しめるピュアスポーツカーでもある。











2ケ月前まではボローニャやトスカーナを走っていた308が自分のガレージにある。
このエモーショナルな気分もクラシックフェラーリならではの楽しさだ。
by cavallino-cars | 2012-06-05 16:42 | Comments(1)

でも、シートに座り香りを嗅ぐだけでイタリアに旅した気分になれて、ゴルフやベンツに乗ればジャガイモとソーセージを食わなくては、という気持ちになり、、ルノーサンクやシトローエンにのれば、フランスの風を感じたものですね。
フェラーりに限らす、すべてのクルマが今世界クルマとして、パソコンのように使い捨てられ、生まれた国の風土を感じさせない単なる製品になってしまったような気がします。
それにしても、30年前、普通の人は天と地がひっくり返ってもフェラーリなど手が出ないと感じていた頃、gt4に乗られた感覚は想像するだけで、ため息が出そうです。