water pump

先月の24日に納車したgt4 のオーナーから29日、午後6時ごろ急にジェネレーターのランプが点灯し、水温が120度に上がってしまったという連絡をいただいた。すぐに高速をおりて、エンジンを止めてもらうようにお願いし、キャリアカーを手配した。

他にモーガンやポルシェを所有するオーナーはすぐに異常に気がつき、連絡をくれて大事にいたらずにすんだ。スポーツカーのトラブルは何回も経験済みとおっしゃておられたが、ないにこしたことはない。
本当に申し訳ない気持ちと、これがきっかけでgt4を嫌いになってしまうのではないかと心配しながら引き取りに。

予想とは裏腹に、本当に乗りやすく、ずっと持っていたい車なので直して下さいといわれ嬉しくなってしまった。

gt4はウォーターポンプとオルタネーターがベルトを共有している。そのためベルトが切れると、メーターパネル内のG の表示ランプが点灯する。その後水温が上がり始める。

原因は劣化やテンション不足や張りすぎによるベルト切れか、ウォーターポンプのベアリングが固着して回転しなくなり、切れるという2つ。

ベルトの劣化やすべりで切れた場合はほとんどの場合ベルトが溶け切れている。
今回はハサミで切ったように切れていた。

ウォーターポンプは通常手でも回転するが、予想どうり、全く動かない。
納車前に壊れてくれればと思うが、トラブルはいつも突然くる。

ベルト切れはオランダからのgt4が横浜の工場からの帰り道で1回、スコットランドから輸入した1号車が昨年首都高、芝浦インター付近で1回経験済み。いずれも新しいオーナーに納車する前だった。

症状は最初にGランプが点灯し、水温が急に上がるというもの。
エンジンからラジエターの水を送るウォーターポンプが回転しなくなるので当然水温は上がり始めるのだ。

これに気がつかずに走り続ければ水温計は振り切り、エンジンが焼きついてしまうこともある。

ウォーターポンプ本体の故障は今回が初めて。
納車前にポンプから水の漏れたあとのあるものはオーバーホールをしているし、ベルト類も交換時期のきているものは変えてから納車している。それでも今回のように予想できないものもある。

現代の車もそうだが、旧車は特に水温、油音、油圧などドライバーは注意して走行する必要がある。
ポンプの修理はパーツさえあれば1日で終了する。
今回は国内在庫がないため、英国へ発注。
今週末か、来週にはオーナーのガレージに戻れる予定だ。

ちなみに348はカムベルトがウォーターポンプも回転させているので同様のトラブルが起きた場合200万ほどの出費となる。そういう点でも308はよく出来ている。

  by cavallino-cars | 2012-04-02 18:44 | Comments(4)

Commented by 納車時 at 2012-04-02 13:26 x
納車時、タイミングベルトとウォータポンプは交換していないのでしょうか?
有料でもお勧めするべきではないですか?
Commented by cavallino-cars at 2012-04-02 19:18
納車時にタイミングベルトの交換時期がきているもの、過去の交換履歴が残っていないものに関してはベルトはもちろん、テンショナーベアリングも交換してから納めています。海外での交換履歴が書類で残っているものに関してはその時期に合わせて交換のご案内をさせていただいています。
今まで20台扱ってきて初めてウォーターポンプのトラブルによるベルト切れがありました。今後はベルト交換時にはオーバーホールしてから納車することにします。
おっしゃるようにお勧めするべきですね。
ご指摘ありがとうございます。
Commented by cavallino-cars at 2012-04-04 10:12
海外ではどう対応しているか、気になり、英国の知り合いのディーラーに聞いてみました。
車によっては10年以上壊れずに作動しているものもあるため、定期的にはOHはしていないようです。
トラブルがおきても4万ほどの費用ですむので基本的には壊れてから交換しているようです。
Commented by 納車時 at 2012-04-06 21:51 x
私の様な素人の意見に真摯な回答ありがとうございます。webだけでどんな方かと思っていましたが、信頼感が増しました。

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