gt4 from Denmark

大井埠頭の保税倉庫のいつもの場所に置かれたコンテナの封印はとられ、すでに固定していたロープもはずされている。

いつものように鍵を半回転回し、燃料ポンプがキャブにガソリンを送り込む音を確認し、アクセルを一度床まで踏み込み、さらにキーを右に回し、エンジンをかける。
しかし今回はセルの勢いがなく自力では始動しない。
バッテリーが弱いのだろう。携行したバッテリーをジャンプし、再度イグニッションを回したらF106ユニットは目覚めてくれた。


スタンドに向かう途中、ハンドルが重い。空気圧が低いのかもしれない。給油時に確認したらフロントは1.2、リヤは1.8 しか入っていなかった。前後とも2.4に上げたら驚くほどハンドルが軽くなった。
エンジンはデンマークの郊外を走った時のままで、トップエンドまで気持ちよく回る。
いつ乗ってもこのF106 というコードネームで呼ばれるV8 ユニットは期待を裏切らない。
これからタイミングベルトの交換などの機関の整備を行い、内外装のクリーニングを行う。
36年間の汚れをきれいに落とし、美しくなったこの車をみるのが今から楽しみだ。
by cavallino-cars | 2012-02-01 15:36 | Comments(0)