夜明けの首都高

前方に見える右コーナーをアクセルを全開からコーナー手前でワンオフしてフロント荷重がかかったのを確認し、5速のまま進入する。ステアリングにフロントタイヤが路面をしっかり捉えているのが感じられる。
この細いハンドルは路面の凹凸までも正確にドライバーに伝えてくる。
こんな高速コーナーをクリアする楽しさはミッドシップのフェラーリならではだ。
30年以上前に新車で英国にデリバリーされたこのgt4が今こうして日本の道を
英国のフェラリスタがドライブしてきたように走っていることが特別なことに思えてくる。
しかも老馬をいたわるような運転ではなく、サラブレッドを乗るように楽しめることが
スポーツカー好きにはたまらない。
30年前の車にもかかわらず、レーシングカーのように扱え、その挙動はまさにスポーツカーそのものなのだ。
クラシックフェラーリは実に奥が深い。
運転する楽しさに加え、30年間、ヨーロッパ大陸を走破してきたこの車の歴史に想いをはせることも出来る。
英国の素晴らしい田舎道やシルバーストーンサーキット、古城のある風景などを想い浮かべながら、今自分がその車のステアリングを握り、日本の道を走っていることに喜びを感じてしまう。
自分だけの特別な1台を欲しい者にはこれ以上の車はない。
この感覚わかるかな。
by cavallino-cars | 2011-11-01 20:36 | Comments(2)

多摩地区のアルファマニアです。
ハンドルに伝わる感触
カーブをひとつ抜けた瞬間
その一瞬、その刹那に
この上ないヨロコビがあるんですよね。
だから仕事も遊びも全身全霊をそそげると自分は思います。
これから空気が冷えて充填効率が上がります。
特に吸気音が美しく聞こえるシーズンです。
人気の無い日曜日の朝、珈琲店に行くときに
ちょっとしたストレートがあるのですが、
3rdギヤで緩めに加速したときのアルファツインカム
の機械音、金属製マニホールドの吸気音が
私はとても大好きです。
私も30年ほど前Alfa2000spiderに乗っていました。
あのキャブのクウオッという吸気音と独特な排気音は今でも懐かしく想いだせます。
alfaにもferrari に通じるものはありますね。