イタリヤへ

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先日ブログでご紹介させていただいたシルバーの308の詳細がイタリヤから届き、
急遽金曜から車を見に行くことに決めた。

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マフラーはシングルだしのオリジナルがつく。
1オーナーの21000kmの車両。

タイミングベルトの交換を含むベルトや油脂類の交換は今年の2月に行ったばかり。
すべての記録も揃うため、5年間はベルトの交換を気にすることはない。

今回はイタリヤのアンコナという港町から内陸に入った丘に住む個人所有の308。
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ガレージには他に246Dino の他、Fiat Dino spider が並ぶ。
246に関してはオーナーの父親が18歳のときからずっとガレージにあるので
家族のようだとおっしゃっていた。
以前のPavia のファイバーの308のオーナーといい、イタリヤ人の車好きは親子何代にも
及ぶ遺伝的なものなのかもしれない。
父親ばかりでなくお爺さんもフェラーリに乗っていたなんて話を聴くと実に羨ましい。
しかもそれらの車は代々受け継がれていく。
今の458や599もいずれはそうなるのだろうか。

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そんな家族に大切にされてきたこのGTBが30年の歳月をへて売りにだされた。
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こんなコンディションのものが市場にでることは稀だ。
私にとってはダビンチのモナリサを日本に持ってくるのと同じくらいの価値がある。
Classic Ferrari はイタリヤの文化遺産だ。
荒れ果てた308が多い中、実に貴重な1台。

現代のフェラーリはいつでも手に入れられるが当時のミントコンディションの車は
極端に台数が少ない。間違いなく自分だけの1台になる。
しかもイタリヤで30年間すごして来た車の最初の日本人オーナーになれるのだ。
なんとロマンチックなことか。
代々受け継がれてきた308の後継者となることに特別な感情をいだいてしまう。

今週土曜日の午後にご自宅に伺う約束をしてある。
目的地まではローマ国際空港から車でおおよそ3時間のドライブ。

期待どうりの美しい308であることを願います。

  by cavallino-cars | 2011-09-13 16:05 | Comments(1)

Commented at 2011-09-15 10:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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