男の車?

娘さんとそのお母さんらしき方がみえられ、営業の方と商談をしている。
どうやら458 にしようかCalifornia にするか迷っている様子。30歳前後と思われるお嬢さんが
しきりに2台を撮影した後、試乗にでられた。
以前はFerrari は男の車だった。
女子のオーナーもいたが、マニュアルということもあり、
なかなかその重いステアリングを実際に握る女性は少なかった。
それが今のフェラーリは免許をとったばかりの女子でも運転できてしまう。
それだけ技術が進歩したことは喜ぶべきことなのだろうが、ある意味残念な気もする。
美しいものに囲まれて暮らす生活はすばらしい。
最近のフェラーリの真価はその動力性能にあると考える。
その性能を十分に楽しめなくとも3000万前後の買い物をする意味はどこにあるのだろう。
フェラーリならではの魔力のような魅力なのか。
いろいろと考えさせられた日だった。
by cavallino-cars | 2011-07-29 11:24 | Comments(7)


かつてエンツォが、フェラーリを購入しようとしたソフィア・ローレンに向かって「ケツの大きな女性に合うシートを持つフェラーリは無い」と追い返した時代では無くなってしまいましたね。
現行の日産GTRもそうですが、男がダンディに振る舞える場所や所有物は世界的に減っていそうですね。弁当屋にもフェラーリ止まってますし。

キャメロン・ディアスが乗る
250GTカリフォルニアや
デミー・ムーアがホイールスピンさせたエンツォ。
とっても格好良かったです。
クルマが彼女たちを引き立てたのか?
彼女たちがクルマをセクシーに見せたのか?
乗るクルマ全てが(たとえフィアット500でも)
ダンディに見えてしまうそんな男になりたいものです。

カリフォルニアと458、どちらもすばらしい車でした。
特にDCTは特筆ものですね。
348から始まり355、360,430と18年間ピッコロフェラーリを乗り続けてきた身からすると隔世の感があり、また技術の進歩には驚くべきものがあると感じました。
でも何か心に引っかかるものがあるのはなぜなんでしょう?
某親子の様な人たちにも門戸を広げたという意味ではすばらしいことなのでしょうが、何かが違う。
フェラーリが好きで好きで必死に働いて、貯金が残り5万円になるのも忘れて手に入れた348。
初めて乗ったときの感動。重ステ、セカンドギアの入りにくさ、真冬の高速でオルタネーターが壊れ立ち往生した事さえも「これぞフェラーリ、男の車だぜ!」などと訳のわからない理屈で自分自身を納得させていた事が懐かしく思い出されます。
おじさんの古い感傷なのでしょうかね?
フィオラバンティの308、いいですよね。あのときの感覚を思い出させてくれそうです。
ただ、家族の事を考えると悩みは尽きません。
熟慮の末またご相談させて頂きます。
フェラーリを乗り続けてもう18年になるのですね。
初めて348の契約に自宅にお伺いしたことを昨日のことのように覚えています。
モダンフェラーリの良さはその乗りやすさと驚くべき高性能にありますが、308に見られるような手作りのよさや質感、車を操縦しているという醍醐味は少なくなりました。
速さと乗りやすさを追い求めた新しいFerrari はその技術の進歩に驚くばかりです。
しかしながらステアリングを握り、アクセルを全開にして叫びたくなるような衝動にかられるようなことはなくなりました。
そんな時に英国で運転して当時の気持ちを思いおこさせてくれたのが308でした。
まさかの展開です。
キャブのピックアップのよさは格別です。
18年間、Ferrari を乗り続けてこられて何かが違うと感じられたこと、よくわかります。
古い車を大事に乗り続けていく人生もなかなか楽しいものですよ。
だけど今は家族で楽しめるCalifornia がBest Choice では?
4年間で少なくても3000km以上は乗れますよ。
コメントありがとうございます。
絶世の美女とフェラーリの共演はあまりにもインパクトがありすぎですね。
私は彼女たちがFIAT500に乗っているほうが好きです。
女子の反感をかうかもしれませんが、フェラーリは男の車であって欲しいと願います。