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イタリヤのマラネロのFerrari Classiche で試乗してから2ヶ月。

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あのFioravanti 氏の特別な308の通関が昨日きれ、大井埠頭まで引き取りに行った。
コンテナの扉を開けると木材でしっかりと固定されたシルバーの308が姿をみせる。

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フロントウインドウにBattery disconnected と書かれたメモがはさまえていたのでフロントフードを開け、スペアタイヤをはずしバッテリーのはずれたコードをつなぐ。
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せまいコンテナの中、ドアを開け、体をななめにしなんとかコックピットにもぐりこむ。

キーを回し、コックピットのジェネレーターライトが点灯するのを確認し、
2回ほどアクセルを踏み込みキーをさらに回すと、すぐにF106エンジンは目を覚ました。
1000回転ほどで安定したアイドリングをする。

通常はプラグがかぶっていたりしてかけ始めはぐずつくのだが
この車はそれがないばかりか安定した回転でアイドリングをする。

軽く回るエンジンを背後に感じながら2,3度ブリッピングをすると
あの乾いた独特な排気音がドライバーの聴覚を刺激する。
このまま首都高速に乗りたい衝動をおさえるのが難しいほどだ。

今回はフューエルホースなどが劣化していることなども考慮し、
キャリアカーで工場まで回送することにした。
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35年間をイタリアで過ごしてきたこの特別な308が無事に東京に到着したことをまず感謝したい。
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これから予備検査、塗装の補修やクリーニング、カムベルト交換などのメカニカルサービスを行う。

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東京での試乗レポートは8月の中頃にはお届けできると思う。

  by cavallino-cars | 2011-07-23 12:40 | Comments(5)

Commented by 小澤 at 2011-07-26 10:06 x
おお!やっと来ましたね。
入庫したら電話ください、見に行きます。
Commented by J.Watanabe at 2011-07-29 12:20 x
いつも楽しく拝見しています。
本当に特別な一台ですね。
フォイラヴァンティファンとしては、読んでいて、とてもワクワクします。
ショールームに入るのかどうかわかりませんが、お目にかかれればうれしく思います。
Commented by cavallino-cars at 2011-07-29 20:58
日本にこの車を輸入できたことを大変うれしく思います。数多くの高価なビンテージフェラーリと比べても、世界に1台だけのこの308の価値はひけをとりません。
空前のヒット作となった308の最高峰の1台が日本にあることは308ファンにとってこの上ない喜びです。
私にこの車を譲っていただいたFioravanti 氏に心から感謝したいと思います。
Commented by GTB at 2011-09-06 16:47 x
はじめまして。
インプレッションを楽しみにしてます。

でも、
もしかしてもうどなたかの元に行ってしまったのでしょうか。
Commented by cavallino-cars at 2011-09-06 19:41
GTBさん
つたないブログをお読みいただき、ありがとうございます。
車はただ今、コーンズでエンジン調整中です。
終了次第インプレッションをアップさせる予定です。
他の308に比べ、どれくらい違うのか私も楽しみです。

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