Lunch with Mr. Fioravanti

試乗を終えて、308をClassiche に戻した後、工場内のOfficeでマニュアルやASI、登録書類や

メンテナンスドキュメントなどを見せていただく。

その後 二人でランチに。Ristorante Cavallino もいいけど、本当のFerrarista は Montana

に行くそうです。

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フィオラバンティさんのAlfa に乗せていただき、

ファクトリーから500メートルほどのRistorante Montana へ。

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目の前のRistorante Cavallino より、エントランスにはよく手入れされた庭があり、

カジュアルな雰囲気のレストラン。

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中にはF1パイロットの写真やサイン、レーシングスーツが壁にかけられている。

上はシューマッハのもの。
 
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ベルガーとアレジのレーシングスーツが飾られた個室に案内され、

軽めのランチをご馳走になりながら当時の話を聞かせていただいた。

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308は商業的に大成功をおさめた初めてのFerrari でEnzo 氏は本当に喜んでくれたそうです。

その気持も込めて、Fioravanti さんに特別な308を贈られたのでしょう。

最初のデッサンではバンパーはフロントもリヤも246のようにフェンダーまで

下のデッサンのように回りこんだものだったと教えていただきました。

ピニンファリーナの7名ほどのデザイナーの中から選ばれたのがFioravanti 氏が描いた下の

デザイン。これをもとに量産車用にさらにデザインをつめていったとのことです。

当時の貴重なデッサンのコピーに直筆で今日の日付けとサインを書いたものを

ギフトとしていただきました。

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ファイバーボディの美しいその車は発売されると同時に

多くのFerrari ファンに受け入れられました。

デリバリーが始まり、しばらくして英国のディーラーからエンジンフードとボディが

数ミリずれているというクレームが入り、

続いてアメリカからも同様のクレームが入るようになったそうです。

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そこでFerrari はプレスで形が簡単に出来るスチールボディへの変更を決定。

スチールに比べ、ファイバーははるかに軽いですが、製作するのに手間もかかり、

コストもかかるという欠点がありました。

たくさんの受注をかかえたFerrari はスチールボディへの変更の他にもさらなる

コストダウンをはかるためにリヤバンパーに埋め込まれたリバースランプも廃止。

テールライトのシグナルライトのセンターに埋め込むことにしたそうです。

トリノからわざわざお超しいただいたFioravanti 氏は穏やかで、

とても繊細な感性を持たれた予想どうりの素晴らしい紳士でした。

マラネロでお会い出来たことは生涯の想い出です。

2011年5月4日、マラネロ。

ここで過ごした夢のような貴重な時間。

この日は私にとって忘れられない1日となりました。

  by cavallino-cars | 2011-05-08 16:28 | Comments(0)

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